今回はフェブラリーSでちょっと穴人気しそうなパーソナルラッシュの研究です。
血統的には父Wild Rushですから、早熟というイメージが強いですが、母父Alydarの存在も忘れてはならないと思います。父母ともに影響力の強いNative Dancer系で、もともとクレイジーな面を持つ血なのに、それを助長してしまう配合だと思います。
パーソナルラッシュに似通った配合の馬といえば、思い出されるのがマーチSを2年連続で制したワイルドブラスター(父Wild Again、母父Alydar)です。
Wild Again産駒もナリタキングオーやタイキリオンなど早熟傾向の強い馬が多かったのですが、ワイルドブラスターはジワジワと力をつけていき、4歳時にマーチSで初重賞制覇、5歳時にはマーチS、アンタレスSを連勝しています。しかも、それらがいずれも人気薄でマークしたものでした。つまり、人間の思惑通りには走らない、どこかクレイジーな気質を持った馬だったのです。
パーソナルラッシュのこれまでの競走成績を見ていると、人間の思惑通りには走らないという面で、ワイルドブラスターと同じ臭いを感じます。
必ず走ってくれるという確信を持つことはできないのですが、この馬の得体の知れなさはどこか不気味なのです。
また、ローテーション的にも、変わり身を見せるケースが多い海外遠征帰りの叩き2戦目(去年のダンスインザムードなどのように)という点も気になります。
今年のフェブラリーSでどの程度の人気になるのか、現時点ではわかりませんが、人気がなければないほど不気味さを増してくるような気がしています。
◎ではなく不気味に輝く▲。パーソナルラッシュはそんなタイプの馬だと思います。
次回は、これも穴人気が予想されるシーキングザダイヤを研究してみたいと思います。
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