日曜の競馬は珍しく中山、中京、阪神のメイン3Rを買うという暴挙に出たら、見事に3タテをくらってしまいました。
まずマーチS。昨日57.5キロ以上の斤量を背負う馬が要注意と書いて、実際にレースでもクーリンガー、 ユートピアという該当馬が3着内にきてるにもかかわらず、肝心の◎ハードクリスタルが10着惨敗では話になりません。
レース自体は今日の馬場にしてはけっこう緩みのないペース。実績上位の馬がレースを先導する形になったため、 軽ハンデの馬すなわち能力的に見劣りする馬では太刀打ちできないレースになりました。 そうしたレースの基調の唯一埒外にいたのがサミーミラクルでした。いわゆる死んだフリ。レースの大勢が決した頃になって、 追い込んでくるというパターンはいつかどこかで見たような。そう、今年1月のガーネットSのエンゲルグレーセのときと同じパターンです。 これが田中勝春騎手の十八番になってしまうのでしょうか。
サミーミラクルは前走の仁川Sでかかってしまってまともな競馬にならなかったため、今回は一か八かの追い込み策に出て、 それがはまった、と。ゆえに、そんなに買いかぶることのできない2着という印象です。
勝ったクーリンガーもユートピアが59キロという斤量を背負ってモタモタしてしまったために、その間隙をついての勝利という感じです。 能力的には本来勝ってもおかしくなかったユートピアはレース後の安藤勝己騎手が「最近は気難しいところが出ている」とコメントしているように、 年齢を重ねるにつれてアテにならなさがパワーアップしているようです。まあ、成績見ればそれは明らかですが。 今後もユートピアに重い印を打つときは相応の覚悟が必要ということでしょう。
ハードクリスタルの敗因にも少し触れておくと、4コーナーあたりでアラアラの手応えでしたので、 この馬にとってはきついペースになってしまったことにつきると思います。そういう注文がつくところが、この馬の限界だともいえますが、 このレースだけで見限るのは早計のような気が。展開次第ではG3レベルであれば十分勝負になると見ています。
一方、高松宮記念は私の◎メイショウボーラーが16着大敗。レース後の福永騎手のコメントを見ると、勝負処で 「ハミをとっていかない」そうで、 これは明らかにフェブラリーの反動が出たといえるのでは。フェブラリーが見た目以上の消耗戦だったのでは、 と感じるのは3月21日に高知競馬場で行われた黒船賞でフェブラリー2着のシーキングザダイヤが惨敗したのを目の当たりにしたからでもあります。 その段階で、メイショウもアブナイと感じることができなかったのは私の甘さ。 シーキングザダイヤ同様メイショウボーラーもいまなによりも必要なのはリフレッシュだと思います。
投稿情報: |