ブルーコンコルドが12.2-10.6-11.1-11.7-11.9-12.1-12.3のペースを先行して自ら勝ちに行く競馬できっちり勝利をもぎ取った第10回プロキオンS。
2歳時に京王杯2歳Sを制し、将来を嘱望されましたが、3歳秋までは芝で結果を残せず早熟という評価もちらほら。そんなブルーコンコルドが復活の狼煙をあげたのが東京ダ1400の「霜月S」。シャドウスケイプ、ニホンピロサートなどけっこう骨っぽいメンバー相手に先行してねじ伏せるという強い勝ち方。翌年のフェブラリーSでもタイムパラドックス、ユートピア、イーグルカフェなどのG1馬に先着しての5着。この時点でダートでは一線級の力の持ち主であることを示していたわけですが、その後しばらく低迷が続いたため、この馬に関しては多くの人が幻惑されてしまったような気が。今回のプロキオンでの勝利も本格化というよりも、レース名の通りしばらくかすんでいた1等星が久々に輝きを見せた「復活」といった方がしっくりくるような感が強いです。
ここ数戦のレースぶりを見ていると、相手関係、ペース次第によってはマイルあたりまではなんとかこなせそうで、気の早い話ですが、来年のフェブラリーSでもおもしろい存在になるかもしれません。
土曜競馬では私が◎に推した福島第10R「三陸特別」のスパークルキャットがV。休み明けだったために仕上げとしては8分程度という印象でしたが、かつてジンクライシスと好勝負していた馬ですから、500万では力が違ったということでしょう。それに、メルマガでも書いたのですが、増沢厩舎の休養明け馬に北村宏騎手が乗ってくると、本当によく走ります。このパターンが夏競馬で再度あるかどうかはわかりませんが、今後もこの増沢+休養明け馬+北村宏という組み合わせには要注意でしょう。
投稿情報: |