第10回ユニコーンSで、まず驚かされたのはカネヒキリの単勝オッズ。未対戦の馬が多いにも関わらず、1.1倍は過剰人気でしょう。いくらなんでも。これもディープインパクト効果なのかもしれませんが、そのオッズを見て馬券購入意欲も著しく減退。おとなしくプライドキムの単複だけを購入して観戦。
レースはその大本命馬の完勝といえるものでしたが、内容的にはややガッカリ。第9Rに組まれていた同じダ1600の相模特別(古馬1000万)の勝ちタイムより0.3秒速い1.36.5でしたが、上がりが37秒3かかっており、さほど強烈な印象は残せず。レース後インタビューに答える武豊騎手も「まだキャリアが浅く教えることがありますが、ここで重賞が勝ててよかったです。(砂のディープインパクトと呼ばれていますが?)ハハハ。そうなってくれたらいいんですけどね」と、カネヒキリの強さに興奮したような雰囲気はまったく感じられず。
今日のレースで、カネヒキリがJRAの3歳ダート部門においてはトップに立ったことは疑いようのない事実でしょうが、ジャパンダートダービーでは、走る度に底知れない強さを見せつけているシーチャリオットが相手。ユニコーンのレースぶりを見る限り、スケールの面では話題のダーレー馬に見劣りするという感は否めない、というのが正直なところ。
さて、明日は安田記念。混戦という下馬評通り、単勝1番人気のダイワメジャーでも6.0倍、3連単では1番人気の組み合わせダイワメジャー→テレグノシス→アドマイヤマックスでも162.4倍もつきます。意外だったのが、香港馬3頭の人気のなさ。特にボウマンズクロッシングの注目度が低いですが、03年12月の香港マイル(G1)ではローエングリン、アドマイヤマックス、テレグノシスに先着していますので、そう捨てたものではないと思います。
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