前回のエントリーで「デュランダル危うし」と書いたのですが、負けるにしても馬券の対象圏内には入ってくるだろう、とは見ていましたので、8着という着順にはいささか驚きました。
ペースも今年は若干遅くなるのではと見ていたのですが、下に記したように前2年のラップと比較すると、若干速め。こちらも予想外でした。
03年 12.4-10.7-11.3-11.6-11.6-11.2-12.1-12.4
04年 12.1-11.2-11.6-11.7-11.8-11.7-11.5-11.4
05年 12.2-10.6-11.4-11.5-11.4-11.5-11.3-12.2
やはり、前半の通過タイムが今年は前2年に比較して速く、デュランダルにとってはここで微妙に脚を使わされたのが、最後の直線に入ってからの爆発力を削がれる結果になったのでは。この大本命馬より前に位置して、うまく流れに乗っていたハットトリックに最後の直線でも33秒3という脚を使われては、完敗という意外にないと思います。
ただ、今年のマイルCSの結果だけを見て、世代交代あるいは王位継承という言葉を使うのはあまり適切ではないという気も。今回は相手関係よりも、その速い流れにやられたという感が強く、流れひとつでデュランダルにも巻き返しのチャンスはあると思うからです。
すでに6歳とはいえ、消化レース数はわずかに17。衰えをウンヌンするのはまだ早すぎる気がします。ただ、前回のスプリンターズSや今回のマイルCSを見て思ったのですが、年齢を重ねて少しズブイ面が出てきているような印象も。マイルまで、という限定ではなく2000くらいまでの距離で適性を見てみるのもおもしろいのではないか。そんなことも少し考えてみたりしました。
あと、G1ではやはり外人騎手か、と。ペリエ、ルメールのワンツーというこれまでよく目にしてきた結果をまたしても見せられて、日本人騎手の奮起などというありきたりの言葉では片づけられないような問題がそこには横たわっているような気がして、少々ヤレヤレではあります。
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