あまり注目されてはいませんでしたが、今日の中日新聞杯でひとつの連敗記録がまたひとつ更新されました。
それは、3歳牡馬の3歳以上の芝重賞(ダートを除く)における連敗記録です。現3歳馬が初めて古馬との混合戦に登場したのが、6月の函館スプリントS。以来、今日の中日新聞杯まで15レースで3歳牡馬が古馬に挑みましたが、いずれも力及ばず敗退。連敗は15を数えるに至りました。
しかし、牡馬と限定せずとも、今年の3歳世代は牝馬を含めても、今年の3歳以上の重賞での全成績は[1-3-3-35]という惨憺たるものです。その貴重な1勝をマークしたのが、アイビスサマーダッシュのテイエムチュラサンですから、秋競馬に入ってから3歳馬は牡牝ともにまったく年長馬に勝っていないわけです。
3歳馬が古馬に苦戦するのは当然、という見方もあるでしょうが、過去4年の各世代の同時期の3歳以上の重賞における成績は次のようになっています。
現3歳世代…1-3-3-35
現4歳世代…3-5-5-42
現5歳世代…5-4-5-44
現6歳世代…4-1-6-44
現7歳世代…3-4-7-41
単に勝利数や連対数だけでなく、現3歳世代を除けば、各世代とにもG1やG2での勝ち鞍が含まれています。つまり、G3の短距離戦で1勝しかマークしていない現3歳世代とは内容も違うわけです。
明日の鳴尾記念にも、スムースバリトン、トウカイトリックという2頭の3歳馬が出走します。馬券を離れても、この2頭の走りにはちょっと注目してみたいと思います。そして、2週後に迫った有馬記念では、この3歳世代の代表格であるディープインパクトが圧倒的な1番人気に祭り上げられることは必至。ディープ、ディープと草木もなびく昨今のムードですが、もう一度冷静にディープインパクトの能力について考えてみる必要があるのではないか。そんな風に思ったりもします。
へらくれす様、はじめまして。コメントありがとうございます。
中日新聞杯の3連複をGETされるとは…。お見事というしかありません。
今日の鳴尾記念でも、3歳馬は枕を並べて討ち死にでしたね。このレベルの低さは尋常ではない、という気がしています。また、ぜひ遊びにきてください。それでは。
投稿情報: 永井 | 2005-12-11 18:05
はじめまして、たまにこそこそと訪問してます。^^
中日新聞杯、現地観戦してました。
ダンスインザモア、確かにパドックではよく見えました。
ただ皐月賞でだまされた(笑)経験があったのでちょっと疑ってかかってました。
で他の人気馬は正直パドックではよく見えませんでしたね。
正直言ってコンラッドとかトップガンジョーとかが何で人気になったのかが未だによく分かりません。
それ以上にヒドイ状態に見えたのはツルマルヨカニセとかスターイレブンだったわけですが・・・
個人的に応援している柴山雄一騎手の初重賞制覇が生で見れて本当に良かったです。
もっと良かったのは3連複をゲットできたことでしたが。^^
投稿情報: へらくれす | 2005-12-11 02:25
nonsukeさま、コメントありがとうございます。
ディープについては3歳馬では抜けた存在ではあると思うのですが、その3歳世代の稀に見る弱さを見せつけられると、
本当に化け物のように強いのか、ちょっと疑いたくなります。対する古馬も頼りになる馬がいないのが現実ですが…。
世代的には春天、宝塚を勝っている4歳馬に期待ってところでしょうか。
投稿情報: 永井 | 2005-12-11 01:25
弱すぎですよね〜。ダンスインザモアも限定重賞でグランリーオあたりに負けているようでは…。金杯あたりに出走してきても買えない印象です。有馬はディープが負けて大波乱!…といってもロブロイもなぁ〜。
投稿情報: nonsuke | 2005-12-11 00:30