今日は船橋競馬場でダイオライト記念(交流G2)。今年で51回目を迎える伝統の一戦です。
ダイオライトとは、いうまでもなく三冠馬セントライトの父として知られる存在。英国ダービー3着などの実績をひっさげて千葉県の下総御料牧場で種牡馬生活に入ったのですが、輸入された当時は体型がお世辞にも垢抜けたものとはいいがたく、種牡馬としての将来を危惧する声もあったそうです。
確かに、その子セントライトも写真で見る限り、父譲りの野暮ったさを感じさせる体型。セントライトが新馬戦で勝ったときの単勝配当が200円という大穴だったというのも、なんとなく頷ける話です。いまでいえば、200円と聞くといたってフツーの配当額ですが、昭和10年代にはあの有名な同潤会アパートの1カ月の家賃が17円だったという時代。いまの感覚でいえば100万超馬券といったところかもしれません。
見た目は悪いけれども、走らせてみると意外に速い。そんな意外性をダイオライトはその産駒たちに伝えたのかもしれません。そして、今日のダイオライト記念。そんな名種牡馬の名前を冠したレースだけに、その偉大な血に敬意を表して、それらしい馬に期待をかけてみようかな、と。意外性という意味でいちばんしっくりくるのが、やはりパーソナルラッシュ。去年の同レースでも、単勝3番人気で先頭ゴールインと、人間の思惑通りに走らないのがこの馬の常。休養明け[3-0-0-0]という実績もあり、今回はまさに狙い時。同馬をアタマに、ヴァーミリアンへの馬単1点勝負といきたいと思います。
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