第32回 名古屋大賞典(JpnIII)展望

スマートファルコン、ワンダースピード、メイショウトウコンの3強ムード高まる今年の名古屋大賞典。

確かに、これ以外となると、すでに盛りを過ぎた、あるいは能力的に足りず、という印象が強く、この3頭で決まる可能性が高いように思われます。人気はおそらくスマートファルコン→ワンダースピード→メイショウトウコンの順。しかし、冷静に考えると、1番人気が予想されるスマートファルコンは近走負かした相手がアンパサンド、アルドラゴン、ロールオブザダイスという一線級とはいえない面々。今回はメイショウトウコン、ワンダースピードというダートG1でも勝てないまでもそこそこの走りを見せた実績を持つ馬たち。しかも、斤量はそれらと同じ58。単鉄板とするにはいささか無理がある印象。

今回、単の妙味は前走ワンダースピードに破れているメイショウトウコン。前走の「名古屋グランプリ」は11頭立ての9番という外目からのスタートで前に馬を置いて折り合いたいこの馬にとってはありがたくない枠順。そのため常に外をまわる距離ロスも。対するワンダースピードは内枠から道中インの経済コースを通り、メイショウトウコンの仕掛けを待つ余裕が。さらにいえば、斤量設定もワンダースピード56に対し、メイショウトウコン57。すべてがワンダースピードに有利に作用したレースであり、あの着差ほどの力差はこれまでの対戦歴から見てもないと見るのが妥当です。

今回は58の同斤。枠も3角あたりまでインで脚をためることができる1枠を引き当てたメイショウトウコンの方に有利に作用しそうです。

安全策なら、この3頭の3連複でしょうが、それでは配当的妙味薄く、ここは馬単でメイショウトウコン→ワンダースピード・スマートファルコンの2点に妙味が。さらに、3連単もメイショウトウコンから先の2頭への2点。

◎メイショウトウコン

○ワンダースピード

△スマートファルコン