前回に続き、中山ダートコース研究です。
今回のテーマはダート1800。
このコースで顕著なのは、1枠有利という点。
今年だけのデータですが、勝率が12.1%と唯一10%を超えており、連対率(22.3%)、複勝率(30.6%)いずれも1枠がトップに立っています。
脚質を見ると、圧倒的に逃げ有利で、勝率(28.2%)、連対率(46.6%)、複勝率(54.2%)いずれもトップです。
その逃げ馬が1枠に入ると、勝率(37.5%)、連対率(62.5%)、複勝率(62.5%)と、さらに好走確率はグンと高まります。
1枠に逃げ馬が入れば、たとえ人気薄でもとりあえず買っとけ、というのが、このコースのセオリーだと思います。
種牡馬では一応サンデーサイレンスが今年12勝をマークしてトップなのですが、その内容を見ると、11勝までが1000万条件以下でマークしたもの。OPでの勝ち鞍はゼロです。サンデー産駒は狙うにしても下級条件戦に限った方が賢明です。
サンデー以外の種牡馬で勝率20%以上をマークしているのが、ティンバーカントリー、サクラローレル、ウイニングチケット、マヤノトップガンあたり。なかでも意外性があるという意味では、サクラローレルでしょうか。代表的産駒の1頭エーピースピリットは今年中山ダート1800で3勝をマークしていますが、そのうち2勝は単勝10番人気以下でした。冬の中山ダート1800ではローレル産駒、要注意だと思います。
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