東京開催になってから、ダートでフジキセキやアフリート産駒がしばしば穴をあけています。フェブラリーではフジキセキ産駒は出走しませんが、アフリート産駒がサカラート、サミーミラクル、ビッグウルフの3頭が登録。ちょっと注意が必要かも、という感じです。
今週は週末までメイショウボーラーに勝てそうな馬を探す作業に没頭してしまいそうです。
東京開催になってから、ダートでフジキセキやアフリート産駒がしばしば穴をあけています。フェブラリーではフジキセキ産駒は出走しませんが、アフリート産駒がサカラート、サミーミラクル、ビッグウルフの3頭が登録。ちょっと注意が必要かも、という感じです。
今週は週末までメイショウボーラーに勝てそうな馬を探す作業に没頭してしまいそうです。
今回はメイショウボーラーについて、アレコレ書いてみたいと思います。
まず、根岸SとフェブラリーSを連勝した馬ですが、これは過去に1頭しかいません。今年も出走予定のノボトゥルーだけです。
根岸Sが東京ダ1400で行われたときの勝ち馬とフェブラリーSでの成績は次のようになっています。
01年ノボトゥルー(根岸S1着→フェブラリーS1着)
02年サウスヴィグラス(根岸S1着→フェブラリーS6着)
04年シャドウスケイプ(根岸S1着→フェブラリーS13着)
サンプル数が少ないため、あまり断定はできないかもしれませんが、
根岸→フェブラリーを連勝したノボトゥルーと他の2頭との違いはどこにあったかというと、根岸Sのラップタイムです。
01年 12.5-10.7-11.2-11.8-12.2-12.1-11.6(ノボトゥルー上がり3F35.7)
02年 12.5-10.7-11.2-11.8-11.9-12.1-12.6(サウスヴィグラス上がり3F36.5)
04年 12.3-10.9-11.6-12.1-12.3-12.1-12.7(シャドウスケイプ上がり3F36.4)
ノボトゥルーのみが、最後の1Fを11秒台で駆けており、距離延長にも対応できそうなパフォーマンスを示しています。
つまり、根岸でマイルにも対応できる可能性を示した馬でなければ、フェブラリーでは生き残れないということです。
で、メイショウボーラーはどうだったかとういと、根岸でのラスト3Fは11.9-11.7-12.1。
最後の1Fは時計がかかっているからアブナイと見るのは早計です。
最後の1Fはもう勝負は決していて軽く流したたために、このラップになったと見るのが正解でしょう。
注目すべきはその前のラップで11.9→11.7と加速を示している点です。
メイショウボーラーが根岸で示したパフォーマンスを見る限り、マイルにも十分対応できると思われます。
また、最近のフェブラリーの傾向を見ると、99年以降東京ダ1600で行われたときの勝ち馬はすべて最後3Fをきっちり35秒台で駆けています。
メイショウボーラーも根岸の結果を見る限り、マイルのラスト3Fを35秒台で締めくくるのは決して難しいことではないと思います。
これらのことから、メイショウボーラーがこのレースで勝つ可能性は十分あるといえます。負けるにしても、馬券の対象になる可能性はきわめて高いと思います。
しかし、メイショウボーラーがG1タイトル獲得に向けて、一点の曇りもないかといえば、そうもいいきれません。
今回がダートのG1級との初めての対戦になること。
最後の直線で馬体を併せての叩き合いになったときにどうか。
この2点はまだメイショウボーラーがクリアしていない課題です。
これはあくまでも私見にすぎませんが、タイキシャトル産駒は勝つときは鮮やかですが、負けるときは意外にあっさりという勝負に対して淡白な印象があります。
フェブラリーでもメイショウボーラーが勝つとすれば「圧勝」、負けるとすれば「競り負け」るのではないか、と見ています。
今年のフェブラリーは単勝人気がどうなるかはともかく、メイショウボーラーがレースのカギを握る存在であることは間違いありません。
根岸S圧勝後、手綱をとった福永騎手が「フェブラリーではどの馬がハナを切るのかな」と気にしていたそうですが、無理にオサエない限り、おそらくメイショウボーラーがスピードの違いで先頭に立つ可能性はかなり高いと思います。
で、フェブラリーがG1になった97年以降の逃げ馬の成績ですが、ざっと次のような感じです。
97年バトルライン(2番人気3着)
98年ウインドフィールズ(14番人気13着)
99年キョウエイマーチ(5番人気5着)
00年オリオンザサンクス(13番人気15着)
01年ノボジャック(10番人気13着)
02年ノボジャック(11番人気10着)
03年カネツフルーヴ(14番人気4着)※中山ダ1800
04年ハタノアドニス(15番人気14着)
これらの馬の着順だけを見ると、逃げ馬は厳しいという感じですが、人気も併せて見ると、03年の中山開催のときを除けば、ほぼ人気通りに走っていることがわかります。つまり、これまでの逃げ馬は脚質どうこうよりも、能力が足りなかったゆえに負けた、といえると思います。
いまの東京ダ1600はどうかというと、今開催のこれまでの脚質別の成績はこんな感じになっています。
脚質 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率複勝率
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逃げ 2- 1- 1- 6/10 20.0% 30.0% 40.0%
先行 3- 2- 5-24/34 8.8% 14.7% 29.4%
中団 3- 5- 3-49/60 5.0% 13.3% 18.3%
後方 2- 2- 1-41/46 4.3% 8.7% 10.9%
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明らかに逃げ、先行有利となっていますので、メイショウボーラーを脚質的に嫌う理由はないといえます。しかしながら、メイショウボーラーがフェブラリーでも圧勝するのかというと、ちょっと気になるところもあるわけで…。次回はそのあたりの話を。
昨日から私の◎がコケ続けて、久々にボウズかと思ったのですが、京都の最終Rでタイラントシチーが勝ってくれて、辛うじて連敗ストップとなりました。
2月に入ってから、激動の時間を過ごしておりまして、このブログの更新も滞りがちでしたが、今週からは少し時間も取れそうなので、フェブラリーSの登録馬も発表されたことですし、フェブラリー関連のネタでもボチボチと書いていこうかな、と考えています。
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