今年のフェブラリーは単勝人気がどうなるかはともかく、メイショウボーラーがレースのカギを握る存在であることは間違いありません。
根岸S圧勝後、手綱をとった福永騎手が「フェブラリーではどの馬がハナを切るのかな」と気にしていたそうですが、無理にオサエない限り、おそらくメイショウボーラーがスピードの違いで先頭に立つ可能性はかなり高いと思います。
で、フェブラリーがG1になった97年以降の逃げ馬の成績ですが、ざっと次のような感じです。
97年バトルライン(2番人気3着)
98年ウインドフィールズ(14番人気13着)
99年キョウエイマーチ(5番人気5着)
00年オリオンザサンクス(13番人気15着)
01年ノボジャック(10番人気13着)
02年ノボジャック(11番人気10着)
03年カネツフルーヴ(14番人気4着)※中山ダ1800
04年ハタノアドニス(15番人気14着)
これらの馬の着順だけを見ると、逃げ馬は厳しいという感じですが、人気も併せて見ると、03年の中山開催のときを除けば、ほぼ人気通りに走っていることがわかります。つまり、これまでの逃げ馬は脚質どうこうよりも、能力が足りなかったゆえに負けた、といえると思います。
いまの東京ダ1600はどうかというと、今開催のこれまでの脚質別の成績はこんな感じになっています。
脚質 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率複勝率
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逃げ 2- 1- 1- 6/10 20.0% 30.0% 40.0%
先行 3- 2- 5-24/34 8.8% 14.7% 29.4%
中団 3- 5- 3-49/60 5.0% 13.3% 18.3%
後方 2- 2- 1-41/46 4.3% 8.7% 10.9%
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明らかに逃げ、先行有利となっていますので、メイショウボーラーを脚質的に嫌う理由はないといえます。しかしながら、メイショウボーラーがフェブラリーでも圧勝するのかというと、ちょっと気になるところもあるわけで…。次回はそのあたりの話を。
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