明日29日に大井競馬場で行われる第28回帝王賞(G1)。
天気予報によると、明日の東京は午後から雨模様とのこと。となれば、思い出されるのが昨年暮れの東京大賞典。渋った馬場を利して快足馬アジュディミツオーがスイスイと逃げ切りを決め、2、3着にも先行したユートピア、クーリンガーが入り、ちょっとした波乱劇に。
今回の帝王賞も、そのときと同じような舞台装置が用意され、アジュディミツオーの代役としてナイキアディライトが1枠1番という好枠を得て逃げ切り、というイメージもなくはないのですが、それはシナリオとしてちょっとできすぎの感アリアリ。前売りオッズで、ナイキが単勝1番人気というのも、穴党ならずともちょっと待てよ、という気にさせるのでは。そんなミエミエの逃げを黙って見過ごすほど、他の騎手も甘くはないだろう、と。
ならば、東京大賞典2着のユートピアはどうか。この馬はこれまで何度も指摘してきたように、年齢を重ねるにつれて気難しさをパワーアップさせ鞍上を手こずらせるクセ馬。本命に推すにはリスクが高すぎ。ダートがダメなら芝で、などという腰の定まらない使われ方も馬券を買う気持ちを萎えさせるに十分です。
そこで◎に抜擢したのが東京大賞典3着のクーリンガー。実績的にはJRA勢のなかでも見劣りしますが、今年に入ってからの充実ぶりは他馬にヒケをとりません。名古屋大賞典ではストロングブラッドに、マーチSではユートピア、スターキングマンに、それぞれ先着しており、力関係でまったく歯が立たない相手ではないだろうという読みです。
実績最右翼のタイムパラドックスは、距離的には申し分ないですが、大井は[0-0-1-2]と相性イマイチ。ストロングブラッドは距離が1F長いと見て、今回はやや評価を下げました。
印的にはこんな感じで。
◎クーリンガー
○スターキングマン
▲ナイキアディライト
△ユートピア
△タイムパラドックス
△ストロングブラッド
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