明日はダート競馬の祭典「JBC」が名古屋競馬場で行われます。
「日本一は名古屋で決まる」というキャッチフレーズに少しばかり違和感をおぼえたりしますけれども、スプリントに限れば、そのキャッチにふさわしい好メンバーが顔を揃えたという気がします。
まずは、そのスプリントから。前売りオッズを見ると、アグネスジェダイ、ブルーコンコルド、メイショウボーラー、ヨシノイチバンボシ、ニホンピロサートという人気順。今年の3歳馬は強い、ということでアグネスの人気を高めているのかもしれませんが、今回の舞台はG1。セオリー通り、格重視でメイショウボーラー◎です。休養明けがどうか、という心配もありますが、どちらかといえば気性が勝ったタイプですから、約半年のブランクはさほど心配はないと見ます。今年上半期で見せたダート短距離での圧倒的な強さを信じたいと思います。対抗にはダート重賞を2連勝中のブルーコンコルドを。G1でも04年のフェブラリーSで0.3秒差の5着という実績があり、このメンバーの中では格上と見ます。アグネスジェダイはスプリント能力の高さは認めても、古馬相手の1400という距離で詰めの甘さをのぞかせるような気がします。ここは、あえて消しで、上記2頭の1点で勝負です。
次いで、クラシック。前売りオッズでは、シーキングザダイヤ、サカラート、パーソナルラッシュ、タイムパラドックス、ユートピアという人気順。こちらの人気は順当かと思いますが、シーキングザダイヤ、パーソナルラッシュの2頭はスタートを切ってみないとわからない危なっかしさを持つ馬ですから、軸に推すのはためらいを感じます。前走南部杯を勝ったユートピアは右周りというマイナス要素があり、こちらも評価を割り引かざるを得ません。となると、残る2頭、サカラート、タイムパラドックスどちらを軸にするかですが、このクラシックもスプリント同様に格重視でタイムパラドックスが◎。対抗にサカラート。先にあげた3頭に加え、船橋のナイキアディライトをオサエに。
クラシックに関しては、日本一を決めるというよりも、カネヒキリ、シーチャリオットという強力3歳馬が集結するであろうと思われる暮れの東京大賞典へ向けてのレースという感もありますが、今年を締めくくる大一番を盛り上げる意味でも、ここは熱いレースを期待したいと思います。
投稿情報: |