明日26日に浦和競馬場で行われる南関牝馬クラシック第1弾「桜花賞」 (G1)。
同世代牝馬のなかでは抜けた存在といわれる話題のダーレー馬ダガーズアラベスクが、骨瘤により休養を余儀なくされ、ここは不在とあって、かなりの混戦模様。
前売りオッズでは、前走JRAの「呉竹賞」を勝ったアヤパンが1.7倍の人気を集めていますが、そのときの勝ちタイム1.13.4はいかにも平凡。同時期の牝馬限定未勝利戦でも1.13.5というタイムが記録されているのに加え、このレースでの同馬は中山ダ1200では有利とされる大外枠をひいていたことなどを考えると、この勝ちを過大評価するのは少しばかり危険かもしれません。ましてや、今回は1月以来の実戦。オッズが示すほどの信頼度はないと見ます。
枠順確定前までは、トライアルでも上位に食い込んでいるアーベレーヌを今回と同じ浦和ダ1600で破っているプラチナティアラがおもしろいかも、と思っていたのですが、不運にも浦和ダ1600では致命的不利とされる逃げ馬の大外では、万事休すの感。
それに代わって有利とされる最内枠をひいたのが、スターオブジェンヌ。ハナを切るのが勝利への絶対条件となるこの馬にとっては願ってもない好枠といえますが、その隣には同じくハナが絶対条件のパフィオペディラムが入り、ハナ争いが激化ムード。
となれば、狙いはそれら先行勢をマークする差し馬。なかでも、メンバー中最速の上がりタイムを持つカミノヤマレンジャを◎に抜擢です。2歳時には東京2歳優駿牝馬で8着と惨敗を喫していますが、その後休養をはさんで現在2連勝中。2歳時は上がりタイムが39秒台をマークするのがやっとだったのですが、近2走の上がりは37.5、38.2と明らかに成長の後がうかがえます。相手にも、チャームアスリープ、モナ、オリビアフォンテンなどの差し馬を。人気を集めるアヤパン、パフィオペディラムなどの先行勢はオサエ評価まで。
最近5年の桜花賞を振り返ると、単勝上位人気馬同士の決着が1度もなく、去年も同10番人気のミライが快勝するなど波乱ムード。今年も、一筋縄では収まりそうになく、馬券的にもかなり楽しめそうです。
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