スタートが明暗を分けた第8回かきつばた記念。
単勝2番人気に推されたメイショウボーラーがスタート直後の躓きで最後方からのレースを強いられたのに対し、勝ったロッキーアピールは好スタートからすんなりハナを奪い、そのまま先頭ゴールイン。単勝1番人気に推されたプリサイスマシーンも好スタートからインに終始張りついて経済コースを通っての2着に。ただ、プリサイスは1番人気ということもあってか、鞍上の岩田騎手のレース運びがやや慎重すぎたキライも。
3着には前走大井のマイルGPで大穴をあけたコアレスタイムが入り、3連単は3万円台の中波乱に。メイショウボーラー、ノボトゥルーという実績馬に昔日の面影なく、それに代わって地方の好調馬が上位に食い込んだというところ。メイショウボーラーはスタート直後の躓きという敗因がはっきりしているだけに次回への希望をまだつないだといえますが、ノボトゥルーはコースをただ廻ってきただけという印象。長らく交流重賞の常連として頑張ってきたこの馬も、このあたりが潮時なのかもしれません。
さて、明日は園田に場所を移して、3歳馬のダート交流重賞「兵庫CS」。ここもJRA勢4頭が人気を独占しそうですが、ラッシュライフは血統的にダート適性に疑問があり、評価を割り引く必要アリ。となると、残る3頭、グレイスティアラ、フレンドシップ、プラチナローズの3頭の勝負と見て良さそうです。なかでも、全日本2歳優駿勝ちのグレイスティアラとダート戦3連勝中のフレンドシップ2頭の一騎討ちムード濃厚なのですが、個人的には前走古馬相手の重賞で見せ場つくったプラチナローズも気になるところ。鞍上が岩田騎手に乗り替わったのもプラス材料ですし、一角崩しがあるかもしれません。
明日も、この兵庫CSのレース回顧と同時に、かしわ記念の展望をお届けする予定です。
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