8月18日(月)に行われる交流重賞クラスターカップ。06年までは盛岡ダ1200で行われていましたが、07年から水沢ダ1400開催に変更されています。盛岡時代は単勝1番人気の信頼度がいまひとつでしたが、水沢開催となった去年は単勝1・2番人気馬のワンツー決着。今年もJRA勢の顔ぶれなどを見ると、大きな波乱はなさそうなムード。
実績ではメイショウバトラー、タイセイアトム、トーセンブライト、フェラーリピサの4頭が上位。しかし、メイショウバトラーはスパーキングレディーカップの展望でも書いたように、8歳を迎え最盛期は過ぎた印象。最も得意とする夏場のダ1400戦と条件が揃っているため軽くは扱えませんがアタマまではどうか。タイセイアトムは良績が冬場に偏っている印象が強く一変まで期待するのはどうか。トーセンブライトは前走でフェラーリピサに先着しているものの、これまでのレースを見る限りダ1400ではスピード負けしている印象。となると、ダ1400で1分21秒台の持ち時計があるフェラーリピサのスピード能力が一枚上と見るのが妥当。58の斤量や前走トーセンブライトに先着を許していることなどにより、今回はさほど過剰人気にならないのも馬券を買ううえでは好材料。ここはフェラーリピサをアタマに馬券を組み立てるのが正解でしょう。
このJRA勢の一角を崩すとすれば、道営のダイワメンフィスと船橋のディープサマー。前者は緩急を要求されるような流れよりも、「北海道スプリントC」2着が示すように一気に走りきるワンペースの流れでこそ本領発揮というタイプ。ダ1400では[0-1-2-0]と大きく崩れておらず、ここも先行流れ込みの期待が。後者は近走成績こそ冴えないものの、06年「かしわ記念」ではブルーコンコルド、アジュディミツオーに続く3着という実績があり、底力は十分。名前の通り、JRA在籍時から夏場に調子を上げてくるタイプだったことを考えれば、前走を度外視して狙ってみる手はありそうです。
地元のテンショウボスは去年のこのレースの3着馬で、穴として注目されそうですが、振り返ってみれば去年のJRA勢は3頭(うち1頭は11歳馬ノボトゥルー)と手薄だったのが大きく、去年以上にメンバーが揃った感のある今回は過大評価は禁物でしょう。
◎フェラーリピサ
○メイショウバトラー
△トーセンブライト
△ディープサマー
△ダイワメンフィス
△タイセイアトム
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