07年は馬インフルエンザの影響でJRA勢がすべて出走取消となりましたが、それ以前はJRA勢が17連勝。底力勝負となりやすいダート長距離戦のため、能力上位のJRA勢が圧倒的優位に立つレースといえます。
過去10年の単勝1番人気馬[4-5-1-0]、同2番人気馬[5-2-2-1]と、能力上位と見られた人気馬が大きく崩れるケースはほとんどなく、狙いは極力絞り込みたいところ。
今回の焦点はJRA勢のなかでもダート実績では上位と見られるメイショウトウコンとサカラート2頭いずれを上位に取るか。前走の印象度の強さでサカラートが上位人気に推される可能性はありますが、これまで戦ってきた相手関係を考えるとメイショウトウコン上位は明らか。近2走の凡走は流れが不向きだったのに加え、去年暮れから一線級相手に厳しいレースを続けてきた疲れが出たという見立ても可能。一息入れて今回の組み合わせなら上位争いは必至と見ます。
サカラートはメイショウトウコンに対しては分が悪いものの、他のJRA勢との比較では上位。[4-0-1-2]と得意とする夏場でもあり、馬券対象圏内有望。
この2強の一角を崩す可能性を秘めるのは、カオリノーブルとヤマトマリオン。前者はJRA在籍時はOPでは能力的に頭打ちでしたが、前々走の旭川の「ステイヤーズC」では2.33.2という好時計V。今回も主導権を握って、このレベルのタイムでの争いに持ち込めば圏内浮上も。後者はコーナー6回の旭川ダ2300という舞台に一縷の望みが。「東海S」のように緩い流れとなれば、この馬の決め手が活きる可能性も。JRA勢のスウィフトカレントはダート適性に疑問が、他の地方勢は力的に見劣り否めず。先にあげた4頭の勝負と見ます。
◎メイショウトウコン
○サカラート
△カオリノーブル
△ヤマトマリオン
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