優勝馬に11月に園田競馬場で行われる「JBCクラシック」への優先出走権が与えられるトライアル戦。
中央と地方との交流重賞に指定された98年以降の単勝1番人気馬は[4-2-1-3]。圏外に去ったのは01・02年のノボトゥルーと07年のシーチャリオット。前者は距離適性に問題があり、後者は明らかに3歳時の勢いを欠いていた、という明確な敗因がありました。それ以外の1番人気馬が複勝圏内を確保していることを考えると、今回前売りオッズで1番人気に推されているフリオーソにはそれなりの敬意を払う必要があるでしょう。ただ問題は初めて背負う58の斤量と騎手の乗り替わり。さらに、ここが秋の最大目標ではないことなどを考えると、実績だけでアタマ鉄板とはいいにくい状況。今回は対抗評価まで。
ボンネビルレコードもフリオーソには3戦3敗と分が悪く、斤量設定の58も他のJRA勢との比較では有利とはいえず、軸に推すにはいささか心もとない印象。ここは斤量設定で有利といえるサカラート、ナンヨーリバー、サンライズバッカスに注目する手か。なかでも重視したいのは3歳馬ナンヨーリバー。7月の「ジャパンダートダービー」ではサクセスブロッケンに大差をつけられたものの、そのレースでは大本命馬に4角すぎで競り落とされるという厳しい展開。それを考慮すればよく5着に踏ん張ったという見立ても可能。前走は年長馬相手に逃げ切りVを決めており、斤量面の恩恵があれば他世代とも互角以上に戦えることを示したともいえます。今回斤量54であれば、十分に前残り可能と見ます。
サカラートは近2走で全盛時代とはいえないまでも、かつてに近い活力を取り戻しており、斤量56の今回は要注意。サンライズバッカスは距離が課題。ダ1800以上では[0-2-3-4]と最後の詰めが甘くなっており、ここも連下評価が妥当。
◎ナンヨーリバー
○フリオーソ
▲サカラート
△サンライズバッカス
△ボンネビルレコード
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