下馬評ではJRAの外国産馬スーニ、アースリヴィングの"2強"ムードとなっている今回の兵庫JG。
過去9回の結果を振り返っても、JRA勢8勝に対し、地方勢はわずか1勝。ちなみにJRA勢が勝った年はいずれも1分30秒を切る決着。地方馬が勝った年は1分30秒台の決着。つまり、時計勝負となったケースでは地方勢は苦しいという結果に。
今回は先にあげたJRA勢の2強がいずれもスピード能力ではかなりのものを秘めており、時計勝負になる公算大。例年通りにJRA勢上位と見るのが正解でしょう。
ただ、過去9回の優勝馬はいずれも2勝以上をあげており、スーニはともかくアースリヴィングの新馬勝ちのみというキャリアの浅さは気になる材料。ファシグティプトン・コールダー2歳トレーニングセールでの落札価格13万5000ドルという評判が先行してしまっている感も強い。新馬戦の1.26.0という時計もさほど驚くべきレベルではなく、その後の上積みを考えてもここでアタマ鉄板とするのは早計でしょう。
一方、スーニの500万条件戦での勝ち時計1.18.3はレコードというだけでなく、同日の3歳以上1000万条件戦の1.17.0と比較すれば、この時期の2歳戦の時計としては上々の部類。首位候補ならやはりスーニの方でしょう。
2強のラインを崩すとすれば、やはりJRA勢。特に期待したいのがナリタカービン。未勝利勝ち時の1.54.8は同日にスローで流れた3歳以上500万条件戦の勝ち時計1.54.0J比べると水準級の評価が可能。アースリヴィングが失速したケースでは連対まで。
◎スーニ
○アースリヴィング
△ナリタカービン
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