今年で54回目を迎える伝統の一戦。今回の焦点は去年の東京大賞典の覇者ヴァーミリアンが3着に破れたJCDからの巻き返しなるか。この一点でしょう。
今年のJCDを振り返ると、阪神ダ1800らしくペースがあまり速くならずレースの上がりが36.6という「上がり勝負」に。こうした流れの恩恵を最も受けたのがカネヒキリ、最も割をくったのがヴァーミリアンという図式。したがって、JCDの結果がそのまま能力差ではなく、適性の差が出たと見るのが妥当。さらに、ヴァーミリアンはレース中に他馬にぶつけられて後方からの競馬を強いられるという不利もあり、それでいて0.1秒差の3着は十分にこの馬の底力を示したともいえます。
今回は前走のような上がり勝負にはなりにくい大井ダ2000。となれば、今回はヴァーミリアン上位と見るのが筋でしょう。一方、カネヒキリは同コースで行われた06帝王賞でアジュディミツオーに競り負けたように、コース適性にやや疑問が。ヴァーミリアンだけでなく、他馬の後塵を拝する可能性まで想定しておくべきでしょう。
カネヒキリが崩れたケースで台頭してきそうなのが大井巧者のフリオーソ、ボンネビルレコードの2頭。さらに、JCDから斤量が1k減となるサクセスブロッケン、一昨年の東京大賞典の覇者ブルーコンコルド。配当を考えると、ヴァーミリアンの1着固定で、これらの馬へ流す単系馬券推奨です。
◎ヴァーミリアン
○フリオーソ
△ボンネビルレコード
△サクセスブロッケン
△ブルーコンコルド
△カネヒキリ
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