過去10 年を振り返ると、JRA馬7勝、地方馬3勝。単勝1番人気馬[3-3-2-2]と、意外に一筋縄では収まらない一戦といえます。
毎年、「北海道2歳優駿」と「兵庫JG」の優勝馬が注目を集めますが、過去10回でこの臨戦過程で勝ったのはわずか2頭。今年の「兵庫JG」の覇者スーニと「北海道2歳優秀」の覇者メトロノースも上位人気が予想されますが、1600の距離がどうか未知数の部分もあり、軸に推すにはいささか心もとない印象。
そこで軸として期待してみたいのが、船橋のナイキハイグレード。3連勝中という勢いもさることながら、前走の1.41.9という勝ち時計が優秀。同開催のB1一B2一特別戦を勝ったシャコーミリオンの時計が1.41.4。シャコーミリオンは元JRA所属馬で1000万条件でも好走実績を持っていた馬。これと遜色のない時計を2歳秋の時点でマークしたナイキハイグレードも相当な器だといえます。父アグネスタキオンに、母が98浦和桜花賞を勝ったダイアモンドコアという配合も魅力。JRA勢に一泡吹かせるとすれば、この馬を置いて他にはないでしょう。
相手候補として重視したいのは、やはり先にあげたスーニとメトロノース。リスペクトキャットも人気を集めそうですが、2走前スーニに1.5秒もの差をつけられているのは大きな減点材料。ここは3着候補という扱いが妥当。スズカワグナーも血統の字面的にはダート替わりは問題なさそうですが、スズカフェニックス、シンコウキングという近親の活躍馬がいずれも芝馬である点が気になります。末を活かす競馬を覚えつつあるこの馬にとって、先行有利の傾向強いこのレースがどうか、という疑念もあり、これも3着候補のオサエまで。
他の地方勢は能力的に一枚劣るという印象強く、狙いは先にあげた5頭に絞りたいところです。
◎ナイキハイグレード
○メトロノース
▲スーニ
△リスペクトキャット
△スズカワグナー
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