2年ぶりの開催となる高知競馬場唯一の交流重賞。
毎回ベテラン馬の参戦が目立ちますが、今年も出走馬12頭中9頭までが7歳以上というメンバー構成。しかし、このベテラン勢は侮り難く、98年の第1回は9歳のリバーセキトバがV。07年も8歳馬リミットレスビッドと9歳馬ニホンピロサートとのワンツー決着。良馬場でも1分27~28秒台という時計を要する舞台だけに、スピード勝負になるとツライ高齢馬でも太刀打ち可能というのが大きな特徴。
今回、人気の中心となるのはフェブラリーSで0.4秒差5着のフェラーリピサでしょうが、同馬は時計勝負になってこそ本領発揮というタイプ。去年8月の水沢での交流重賞「クラスターC」でもプライドキムに破れており、今回も単の最有力候補とはいえ、まさかの2着敗退というケースも想定しておくべきでしょう。
単の可能性を感じさせるのが、好枠を引き当てたトーセンブライトとアルドラゴンの2頭。トーセンブライトは中央でも札幌、函館、中京に限れば[4-2-0-2]という小周り巧者。事実、去年7月函館の「マリーンS」ではフェラーリピサに先着しており、今回も立ち回り次第ではアタマまで。
アルドラゴンはいわずと知れた1400巧者。この距離なら去年のJBCスプリント3着が示すようにJRA勢に対しても互角の勝負が挑める能力の持ち主。距離ロスのないインからうまく抜け出すことができれば単まで。
この他ではリミットレスビッド、キングスゾーン、ヴァンクルタテヤマの3頭が実績的にヒモ候補として必須。3着候補の穴として注意したいのが地元高知所属のポートジェネラル。JRA在籍時は現OPのサイボーグに先着の実績もあり、時計を要する高知なら先行策からの流れ込みという可能性も。
◎フェラーリピサ
○トーセンブライト
▲アルドラゴン
△リミットレスビッド
△ヴァンクルタテヤマ
△キングスゾーン
注ポートジェネラル
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