今回の兵庫CSの焦点は、やはり1番人気必至のスーニの扱いでしょう。
交流重賞2勝を含めダート戦無敗という実績から人気を集めるのは当然といえますが、ひとつ気になるのは前走「伏竜S」の内容。59kを背負っての勝利は評価に値するものの、そのときに破ったメンバーの多くが次の「端午S」で着順を下げている点が気がかり。勝ち時計はともかく、相手関係に恵まれた可能性もあるのでは。
それなら「端午S」の2着馬アドマイヤシャトルを前々走で破っているシルクダンディーもさほど差がないのではないか、という見立ても可能。前々走の勝ち時計1.51.1も同開催の古馬1000万条件戦と遜色ない点を考えると、逆転の目もありそうです。
もう1頭の注目馬はケイアイテンジン。近走は芝の重賞で結果が出ず、再度ダート戦に活路を求めてきた形ですが、3走前の500万条件戦の勝ち時計1.25.5はこの時期の3歳馬としては優秀といえるレベル。同開催の古馬OP特別「すばるS」の勝ち時計が1.23.7ですから、同世代相手ならこれも好戦可能。
1強ムード漂う今回の兵庫CSですが、実は力関係からいえば大きな差がなく三つ巴状態なのではないか。だとすれば、馬券的にはタテ目に妙味が産まれてくるわけで、シルク-ケイアイの組み合わせもぜひオサエたいレース。
◎シルクダンディー
○ケイアイテンジン
▲スーニ
投稿情報: |