好メンバーが顔を揃えた今年のかしわ記念。GWの交流重賞3連戦のなかでは、馬券的にも最も楽しめそうな一戦。
距離が2000Mならカネヒキリ、フリオーソの2頭がやや抜けている感はありますが、今回は1600M戦。この実績上位2頭にとってはマイルがベストとはいえないだけに、他馬にもつけ入るスキは十分ありそうです。
今回最も注目を集めそうなのがエスポワールシチーでしょうが、フェブラリーSでは同斤量でカネヒキリに1馬身1/4差をつけられている点がどうか。人気を背負うことになりそうなだけに、4歳馬の「上がり目」という期待料込みでの本命視はやや筋違いの感も。
それなら、前走7歳にして初重賞制覇を達成したゼンノパルテノンに期待する手。元々OP特別ではトーセンブライトに3馬身差、フェラーリピサに1馬身3/4差の圧勝という実績を持っていた実力馬。これまで重賞に出走するチャンスに恵まれなかっただけで、潜在能力はここに入ってもさほど大きく見劣りする存在ではないと見ます。前走は勝ったとはいえ、おっつけ気味の追走で距離はもう少しあった方がいいタイプ。今回、一発があるとすれば、この馬を置いて他にはないでしょう。
去年に比べるとメンバーが強くなっているため、今回はやや軽く扱われている感が強いボンネビルレコードですが、マイルやコース適性の高さを考えると今年も軽視不可。圏内の有力候補の1頭と見るべき存在でしょう。
カネヒキリは距離に一抹の不安があるとはいえ底力上位。これも買い目には必須。フリオーソは近走を見ていると2000以上の距離で本領発揮という印象拭えず、そこそこ人気を集めるのであれば、ここは消してこそ妙味アリかもしれません。
フェラーリピサも時計を要する地方の砂はやはりマイナス材料。馬券的には3着候補の1頭という評価まで。
◎ゼンノパルテノン
○ボンネビルレコード
▲カネヒキリ
△エスポワールシチー
△フェラーリピサ
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