今年で13回目を迎える北海道スプリントC。門別での開催は初めてとなりますが、1周1600Mという地方競馬場としては広いコースだけに、これまでの札幌や旭川以上に力勝負となる公算大。
その意味でも注目すべきが、ダート重賞2勝のヴァンクルタテヤマ。前走は単勝12番人気という低評価ながら叩き2走目できっちり変わり身を見せ復調をアピール。全7勝中6勝を7~9月にあげている"夏馬"であることを考えると、前走からさらなる上積みも期待できます。もともと間隔を開けた方が走るタイプで、中3~8週では[5-1-1-0]と複勝率100%。前走から中3週の今回はローテー的にも期待十分。さらにダ1000でも[4-1-0-0]と崩れておらず、不安らしい不安が見当たらない今回は堅軸と見るのが正解でしょう。
地方勢では6連勝中のスパロービートが注目を集めそうですが、今年1月の「船橋記念」でのフリートアピールとクビ差という内容が不満。これまでの9勝すべてが左周りに集中している点も気がかり(右周りでは[0-0-0-3])。ここは一気の相手強化という印象も強く、△評価が妥当でしょう。
しかし、ヴァンクルタテヤマ以外のJRA勢も調子下降の疑念もあるガブリン、差し一辺倒の脚質に加え3カ月ぶりの実戦となるオフィサーは過信禁物。となれば、前走大敗で人気を下げてきそうなポートジェネラルを見直す手かもしれません。前々走の「東京スプリント」では果敢に逃げてあわや圏内という4着好走。前走の大敗が距離だとすれば[3-2-2-1]のダ1000なら変わり身も。
他では3歳牝馬ながら51という斤量魅力の地元馬クラフィンライデン、JRA在籍時はビクトリーテツニーやゼンノコーラルとも好戦歴あるアントニオマグナム(ダ1000も[2-0-1-1]といけるクチ)を穴として要注目。ガブリン、オフィサーは先に述べた通り、今回はオサエのオサエまで。
◎ヴァンクルタテヤマ
○ポートジェネラル
△クラフィンライデン
△アントニオマグナム
△スパロービート
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