レースの焦点は牝馬限定交流重賞の常連ともいえる4歳以上馬に対し、3歳のラヴェリータがどこまで戦えるか。この一点に尽きるでしょう。
ラヴェリータの能力を測るひとつのモノサシとなるのが、前々走「昇竜S」の勝ちタイム。このレースでの1.43.6は3回中京の同距離で行われたレースのなかで最速。ちなみに同開催の古馬1600万条件戦「白川郷S」の勝ちタイムが1.43.9でした。ラヴェリータは前々走の時点ですでに古馬1600万条件を凌駕する走りを見せていたわけで、今回重賞とはいえ牝馬相手なら互角以上の評価が必要でしょう。初の古馬相手のレースということで人気がさほど沸騰しないのであれば、今回こそがこの馬の最大のお買い得のチャンスといえるかもしれません。
相手には例年通り夏場に調子を上げてきたメイショウバトラーははずせないところですが、ヤマトマリオンも前走敗退で人気を下げてくるようならおもしろい存在に。ヤマトマリオンは前走の行きっぷりがいまひとつだったのは休養明けだけでなくスタートしてから最初のコーナーまでの直線距離の短い船橋が合わなかったという印象も。今回は最初のコーナーまでの距離が約500Mとたっぷりある川崎だけに、うまく前に取りつくことができれば変わり身の期待十分。
他では連対までの期待を抱かせてくれるような存在は見当たらず、3連系馬券のヒモ候補として、川崎巧者シスターエレキング、距離実績こそないものの地方の小周りならスピード能力を評価したいクィーンオブキネマ、地方移籍2戦目で変わり身期待のベルモントプロテアをオサエに。
◎ラヴェリータ
○ヤマトマリオン
▲メイショウバトラー
△シスターエレキング
△クィーンオブキネマ
△ベルモントプロテア
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