3歳馬のダート戦線の頂上決戦ともいえる大一番。過去10回でJRA勢7勝、地方勢3勝。JRA勢が優勢という図式です。
今年も結論からいえば、JRA勢の優位は揺るがず。南関東の「東京ダービー」がやや重で2.06.7と平凡であること、他地区からの参戦馬にもこれといった大物が見当たらないことなどを考慮すれば、JRA勢の上位独占までありそうなムードです。
馬券的な焦点はJRA勢の順位付け。この一点でしょう。人気を集めそうなスーニは近走を振り返ると2歳時にあった他馬とのアドバンテージがほとんどなくなりつつある印象。「兵庫CS」優勝で注目を集めそうなゴールデンチケットもそのレースでは武豊の好騎乗に負うところが大きく、ここで単まで期待するのは荷が重い感も。「ユニコーンS」圧勝のシルクメビウスも折り合いに難点があり距離延長は決して有利とはいえず。
となれば、やや格下と見られて人気的には4番目あたりに落ち着きそうなワンダーアキュートにもチャンスがあるのでは。この馬はご存じのようにワンダースピードの半弟にあたり、ハデさこそないものの兄譲りのしぶとさが身上。前走の勝ちタイムも同日の古馬1000万条件戦のそれとほぼ互角。同世代相手なら重賞でも十分通用のパフォーマンスを示したといえます。ここは単まで期待。
この他では一気の距離延長となるテスタマッタよりも、前走はシルクメビウスに完敗ながら距離延長がプラスに作用しそうなグロリアスノアに要注目。鞍上配置からJRA勢のなかでも注目度は低そうですが馬券的には最もおもしろい存在といえそうです。
◎ワンダーアキュート
○グロリアスノア
△シルクメビウス
△ゴールデンチケット
△スーニ
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