●ヴォルテクス
芝が主流の英国競馬ではほとんど注目を集めることのない存在ですが、ダート(あちらではオールウェザーコースというらしいです)11戦9勝という実績はなかなかのものです。ただ、これまで世界の一線級とはレースをしたことがなく、どの程度の実力の持ち主なのかはまったくの未知数です。まさに走ってみないとわからない。血統的には兄弟に重賞勝ち馬もいて、見どころはあるのですが、父デインヒル、母父ヴェイグリーノーブルって、やはり芝向きという感強いです。
●オミクロン
この馬がなにゆえJCダートに?? 独ダービーで3着があるように、ドイツ国内では芝でまずまずの実績を残していますが、ダートコースの経験が1回もないのです。独G1を2勝している父ジャーマニー、母父ラストタイクーンの配合を見てもダートで一変というイメージがまったくわきません。競馬ですから何が起こるかわからないとは思いますが、買いの材料がまったく見当たらないのでは、ちょっと手を出しづらいですね。
●トータルインパクト
外国馬のなかではダート実績№1です。G1ハリウッドゴールドCの優勝馬で、去年のJCダート優勝のフリートストリートダンサーにも2度先着しています。成績の字面だけを見ると、強そうという感はありますが、全成績[5 -8-2-6]と、2着の多さが気になります。近3走も勝てそうなレースだったにも関わらず、ゴール前の競り合いに負けて2、3着となっており、やや勝負根性に欠けるキライが。3連単の1着づけにはしたくないタイプですね。
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