サッカーW杯のアジア最終予選が行われていた同じ時間に、シーチャリオットがひっそりと、しかしながら、力強く2冠を達成。
個人的には8分の5(正確には4.5)の確率で勝ち上がれるサッカーよりも、シーチャリオットが出走する東京ダービーだろうと、MXテレビにチャンネルを合わせて、じっくりとシーチャリオットのレースぶりを堪能しました。
今日は前走の羽田杯と違い、馬群に揉まれるという厳しいレース。4角で早くも鞍上の内田博幸がムチをふるうシーンが見られ、一瞬シーチャリオット危うしと感じさせましたが、直線に入るといつものようにアッという間に他馬をちぎり捨てました。
初めて砂をかぶるという経験ができただけでなく、遊びながら走っていた前走の羽田杯に比べるとレースに集中できていましたし、シーチャリオット陣営にとっては収穫の多いレースだったのでは。レース後、同馬を管理する川島調教師は「次走のジャパンダートダービーはユニコーンSを見るかぎり、カネヒキリとの対決になりそう。胸を借りるつもりで、大井のファンの前で好勝負をお見せしたいですね」と控えめなコメントでしたが、今日の勝ちっぷりを見れば内心は勝算アリなのではと少々うがった見方をしてしまいます。
ユニコーンで勝ちはしたものの強烈な印象を残せなかったカネヒキリに対し、前走とはまた一味違った強さを見せつけたシーチャリオット。この2頭の対決は楽しみですが、いまのところ印象度ではシーチャリオットがやや上かなと。
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