カネヒキリが予定通りの強さを見せて圧勝した第20回ダービーGP(G1)。
ユニコーンSを勝った当時のカネヒキリは、まだ馬にひ弱さを感じたのですが、その後ジャパンダートダービー、そして今回のダービーGPと一戦ごとに逞しさを増している感があります。鞍上の武豊騎手も「今日は今までで一番強い競馬が出来た」とコメントしており、いよいよ本物になったという感が強いです。
レースは距離不安を持つアグネスジェダイがハナを切り、予想通りのスローペース。ただ、あまりのスローにコンゴウリキシオーが引っかかってしまい、2角で早くも先頭に。カネヒキリは終始4番手、それをサンライズバッカスがマークするという形で4角へ。その勝負処でカネヒキリが早くも前をとらえ先頭に。サンライズペガサスは一瞬その動きについて行けなかったのが最後まで響きました。直線でもカネヒキリによく食い下がったのですが、差を詰めることはできず。着差は2馬身半でしたが、現時点での力の差を着差以上に感じる内容でした。
カネヒキリの秋の最終目標は、ジャパンカップダートとのこと。古馬勢も2000を超える距離となると決して層が厚いとはいえない現状を考えると、この馬にも十分勝機はありそう。この馬をとめるのはJRA勢よりも、地方馬なのかもしれない、などとボンヤリ考えていた連休の最終日でした。
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