実績馬が強さを見せ、地方馬もそれなりに意地を示した第5回JBCは、よく考えてみるとデキすぎのような結末でした。
まず、スプリントでは人気を集めたメイショウボーラー、ブルーコンコルドという中央勢2頭のスタートがイマイチで、波乱を予感させる幕開け。特に、ブルーコンコルドはスタート直後は馬群に取りつくのがやっとという感じで惨敗もあるかも、と思わせましたが、レース後半には様相がガラリ一変。ハナを奪ってマイペースに持ち込んだと思われたメイショウボーラーの方が3角で早くも手応えがあやしくなったのとは対照的に、早めの仕掛けで4角では早くも先頭に立ったブルーコンコルド。勝負はこの3角から4角にかけての攻防で早くも決しましたが、驚かされたのは2着争い。バテたメイショウボーラーを後方からとらえたのはノボトゥルー、ハタノアドニスという2頭の9歳馬。結果、地方馬のハタノアドニスが2着に入り、馬連、馬単、3連単、3連複いずれもが万馬券に。
クラシックでも、地元名古屋のレイナワルツの健闘が光りました。直線に入っても、まだ2馬身のリードを保ち、大金星の予感を抱かせましたが、大外を強襲したタイムパラドックス、いったん先頭に立ちながら一度は死んだふりで中団待機のユートピアのイン強襲の前に屈しました。
スプリント、クラシックともに直線の短いコースでありながら、直線での攻防は見応えがありました。特に、今日印象に残ったのはレイナワルツで中央勢に冷や汗をかかせた児島騎手、気性難を抱えるユートピアを気の悪さを出させないよう先頭に立ちながらいったん中団まで下げて、直線でイン強襲という味のある騎乗を見せた安藤勝騎手。競馬のおもしろさは、入れ物(競馬場)の立派さに比例するものではない、ということを証明してくれたという意味で、第5回JBCは成功だったといえるのでは。そんな印象を持ちました。
nonsukeさま、コメントありがとうございます。
この流れで今週もと思って挑んだ土曜競馬は大惨敗。ツキもこれまで、という感じでございます。
投稿情報: 永井 | 2005-11-05 19:02
結果を見ると永井さんご指摘の通り、絶妙なバランス(笑)。
タイムパラドックスとユートピアで決着したクラシックは
バッチリだったという訳ですね!! 最近、馬券が絶好調じゃ
ないですか!!!! あやかりたいです。
投稿情報: nonsuke | 2005-11-04 02:35