単勝1.3倍という断トツの1番人気に推された大本命馬が2着に破れた第50回有馬記念。
アレやコレやと、いろいろと書きたいことがあるような気がしますが、低レベルといわれた現3歳世代のトップランナーであるディープインパクトは、孤軍奮闘して古馬とも互角に闘えることを示したのは事実。武豊騎手は「負けてはいけない馬だけに残念」というコメントを残していますが、古馬相手に勝った実績を持たない馬であるのにも関わらず、いつの間にか勝って当然のようなムードが醸成されていくなかで、よく健闘したともいえるのではないかと思います。
そういえば、武豊騎手は以前「武豊TV」で、「3歳馬にとって、古馬と初めて闘うレースは決して楽なものではない。数字には現れないペースの違いがあって、その道中の微妙な差がスタミナを奪い去ったりするんです」と。おおよそ、このような意味の発言があったのですが、今回の有馬記念はまさにそれに当てはまってしまったのかもしれません。
今回の有馬記念は、字面からは決して速くはないペースでしたが、勝ったハーツクライを除いては先行勢がすべて大敗していることを考えると、決して楽なペースではなかったのでしょう。予想をする立場としては、ついラップなどの数字を弄んでしまいがちですが、競馬はそれだけでは測り知れないものがある。だから、競馬はおもしろいのかもしれません。
多くのファンが夢見たディープインパクトの「無敗神話」が崩れ去り、それを期待した人々にとってはほろ苦い結果だったかもしれませんが、あっけなくディープインパクトが圧勝を飾るよりも、競馬ではどんなことも起こり得るという事実を示してくれた今年の有馬記念は、それなりに意義を持つ結果だったような気がします。来る06年には「無敗」という呪縛から解放されたディープインパクトがどんな走りを見せてくれるのか。そういう楽しみもあるわけで、誤解を恐れずにいえば、「負けたっていいじゃないか」。そんな風に思ったりもします。
へらくれす様、コメントありがとうございます。
ダビスタが発売されたのが91年12月ですから、そのゲームを通じてリアルの競馬に興味を持ったという世代が増えてきたのも、今年のディープ狂騒曲の一因かもしれませんね、確かに。ディープが3歳世代のなかで、1頭だけ抜きん出た存在で、強力なライバルが不在というのも、この馬にとってはある意味不幸なことだと思います。中京7Rのソリッドプラチナムは映像でレースを見ましたが、なかなかの勝ちっぷりでしたね。おめでとうございます。では、また遊びにきてください。
投稿情報: 永井 | 2005-12-27 00:03
有馬記念、ディープインパクトの惨敗もありえると思ってあえてディープインパクト外しの3連複&3連単を買っていました。
結果を見るとディープインパクトは普通に強い馬だったということなんでしょう。
にしてもマスコミにしてもJRAにしてもはっきり言って煽りすぎですね。
結局今年の3歳牡馬で古馬混合の平地重賞を勝ったのはCBC賞のシンボリグランただ1頭でした。
この事実を直視してほしいものです。
もうひとつ言いたいことはゲームと現実は大きく違うということ。
ゲームのように無敗馬なんてそう簡単にでてくるのもではないですよね。
ディープインパクトの単勝オッズを見て、そのことが理解できない人が多かったんじゃないかと思ってしまいました。
だから競馬は面白いわけですが。
ちなみに・・・
中京7Rで一口愛馬(ソリッドプラチナム)が優勝、有馬記念は私にとってどうでもいいレースでした。^^
投稿情報: へらくれす | 2005-12-26 20:56