アジュディミツオーが去年に続くV2を飾った第51回東京大賞典。
ドバイWC以降、結果が出なかったアジュディミツオーでしたが、今日は好スタートからハナを主張。自らのペースに相手を引きずりこむという、この馬本来の持ち味を最大限に発揮しての勝利。道中2番手以下を引き離しての逃げは、やや暴走気味かとも思わせましたが、これが結果的に大正解。内田博幸騎手の思い切りの良さがまさに勝利をたぐり寄せた、といえるでしょう。
一方、2着に破れたシーキングザダイヤは終始インに張りついての5番手追走。3角までは理想通りのレース運びだったのでしょうが、3角で前が詰まる不利を受け、勝負処で追い出しのタイミングが若干遅れ気味に。直線に入ってからはよく差を詰めているだけに、その不利がなければ、という内容。レース後の横山典騎手が「今日は決して力負けではない」と悔しさをにじませたのも納得できますが、こちらはアジュディミツオーとは対照的に射程圏内にとらえた勝利が目前でこぼれ落ちた、といったところでしょう。
期待された地方の雄シーチャリオットは直線伸びきれずに8着。骨折による休養明けを一戦叩いた程度では完全復調までは難しいということもあるでしょうが、レース後の佐藤隆騎手の「向う正面で外に出したときにはものすごく手応えがあったのに、直線では反応がなくなってしまった」というコメントを見ると、やはり微妙に距離が長かったのかもしれません。3歳馬同士のレースでは、2000Mでも結果を残していますが、この馬の血統を見る限り本質的にはマイラーなのでしょう。今回の東京大賞典では期待ほどの走りが見られませんでしたが、この結果だけではまだまだ見限れない。次はぜひマイル前後の距離で、この馬の走りを見てみたいと思います。
さて、当ブログの更新も05年はこれが最後となります。本来であれば、今年の競馬を振り返って、などというお題で1年を締めくくるのが筋というものかもしれませんが、寺山修司さんの「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」という言葉通り、様々な感慨は胸に秘めて、05年を終えようと思います。それでは、皆様、よいお年を。また、来年、お目にかかりましょう。
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投稿情報: MGD横浜ショールーム 一井 | 2006-01-09 19:04