Hey Hey,My My

第133回天皇賞・春はすでにご存じのように、まるでディープインパクトの海外遠征に向けての壮行会のようなレースとなりました。

長距離を主戦場とする馬の役者不足に加えて、去年の有馬でディープを破った千両役者ハーツクライの不在とあって、ディープがその強さを誇示するだけの舞台になるのでは、という大方の予想通りの結果に。ただ「馬」が「競う」のが競馬という競技だとすれば、競い合いにもならないレースを何度も見せられるのは正直ツライものがあるもの事実。

我々見る側に立つ者は、どんな競技であっても、ついレベルを問題にしがちですが、実はレベルが高いことと感動はイコールではないということをあらためて認識させてくれたレースでもあったのかな、と思います。

私の好きなNeil Youngの名曲「Heart of Gold」「Hey Hey,My My」の歌詞にこんな一説があります。「錆び付くよりも、燃え尽きる方がいい」。ディープインパクトという馬は日本という枠内には収まらないゆえ、海外へ向かう。そこで、たとえ破れても国内でその能力を錆び付かせるよりは、ディープにとっては幸福なことなんだろうと思います。

春天が終わったというよりも、ディープインパクトのショーが終わったという感が強いのですが、GWの競馬はこれで終わったわけではありません。3日には第8回かきつばた記念、4日には第7回兵庫CS、そして5日には第18回かしわ記念というダート重賞3連発。ダートファンにとってのGW競馬は、これからがスタート。当ブログでも、その3重賞の予想をお伝えしていく予定です。

※quina様より、ご指摘があり、本文の一部(取り消し線の部分)を訂正させていただきました。当方の思い違いによる記述ミスでした。申し訳ありませんでした。

Comments

[投稿情報: 永井]

quina様、コメントありがとうございます。
ご指摘通り、私の勘違いでした。
Rust Never Sleeps、ですからHey Hey,My Myですね。大変、失礼しました。本文の方も訂正をさせていただきました。また、時折、のぞきにきてくださいませ。

[投稿情報: quina]

時々拝見させていただいております。
音楽の趣味も永井様と重なりそうです。
今後ともよろしくお願いいたします。

※「Heart of Gold」ではなく、「Hey,Hey,My,My」ですよね。