TADAのDATA

メルマガのリニューアルに関するお報せ

ご無沙汰しております。

久々の更新になりますが、今回はメルマガのリューアルについてのお報せです。

これまで「◎に夢をのせて」という無料のメルマガを発行していましたが、無料ゆえの業務優先、あげくのはてに休刊など、他方面にご迷惑をかける事態に至っていました。

無料なんだから、という甘えが発行者にあったのは事実です。発行する以上は自分でも納得のいくモノを提供したい、と考えていましたが、業務に支障が出ることを考えると、あまり時間をかけられない。そうなると自分でも納得できないメルマガを発行さぜるを得ない。という負のスパイラル状態でした。

こういう悪循環を断ち切るために、どうすればいいのか、と考えた末に出した結論が、メルマガの有料化でした。メルマガをきちんとした自分でも納得のいくものを提供するためには、やはり無料では限界があった、ということです。このあたりをご理解いただければ幸いです。

9月はまぐまぐのシステムでは、いわゆるお試し期間となっておりますので無料です。一度登録していただいて、ダメだと判断していただければ解約していただいてけっこうです。もし、少しでも役に立つと判断していただければ、御布施みたいな感覚で、月々の購読料の税込998円をお支払いください。

サンプルを以下に貼っておきますので、興味を持っていただいた方はぜひ右の「まぐまぐプレミアム」のリンクから登録をお願いします。

それから、感想などもよろしければ、プログのコメントに寄せていただければ、ありがたいです。

それでは、よろしくお願いいたします。

以下、メルマガ第1号の一部「朝日CCの予想です。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

◆◇朝日チャレンジＣ◇◆

◇攻略のための注目ポイント
★斤量57以上馬は不振傾向
★活躍目立つノーザンダンサー系産駒
★夏競馬経由組優位
★逃げ・追込馬苦戦傾向
★単勝オッズ２倍台以内なら堅軸

　別定戦といえば、基本的に実績上位馬有利と見るのがセオリーだが、このレ
ースでは57以上の斤量を背負った馬が過去10年で[0-5-2-31]と不振傾向。開幕
週の高速馬場での中距離戦では、重い斤量が文字通り"重荷"となっているのだ。
このデータから今回57以上を背負うヴィータローザ、メイショウカイドウの２
頭はきても２着までという推論が成り立つ。
　血統的に目につくのは、ノーザンダンサー系種牡馬産駒の活躍。過去10年で
４勝２着２回３着３回と、サンデー系を凌駕する成績を収めている。この傾向
は高速馬場とはいえ瞬発力よりも長くいい脚を使える馬有利というコース特性
の成せる業といえる。
　ローテー面に目を移すと、夏競馬を使われた馬が過去10年で９勝をあげてお
り、夏休養組を圧倒している。10週以上の休養明けでここに臨んだ馬は[1-1-0
-30]となっており、確率的にいっても、順調に使われている馬を中心視するの
が妥当だ。
　脚質では、逃げ[0-2-1-7]、追込[0-2-3-31]が不振。馬券対象圏内に食い込
んでくる可能性はあるが、単は狙いづらい。先頭集団につける、あるいは中団
待機策をとれる馬から、単候補を拾い上げるのが正解。
　以上の傾向から「順調に使われている斤量56以下の先行・差し脚質のノーザ
ンダンサー系産駒がＶ候補」という結論が導き出せる。

　となると、Ｖ候補はわずか２頭。
　フェイトトリックスとヤマトマリオンだ。後者は牝馬同士の51でも苦戦を続
けており、能力的に疑問符を打たざるを得ない。したがって、◎はフェイトト
リックス。前走の10着大敗が気になるところだが、これは典型的な２走ボケと
見て間違いない。06年12月の「冬至Ｓ」でAJCCを制したマツリダゴッホとの叩
き合いを制した能力の高さを考えれば、前走はいかにも負けすぎ。この馬の過
去の叩き２走目を見てみると、[0-0-0-3]、つまり、２走ボケの常習犯なのだ。
そして、叩き３走目は［2-0-0-0]と、見事に変わり身を見せている。こうした
特質は、陣営もよく把握しているはずで、前走の新潟記念はいわば「ヤラズ」、
叩き３戦目の今回こそが「ヤリ」なのだ。

　相手候補を絞り込むうえで、有効なデータが単勝オッズ。過去10年1.5～2.9
のオッズを示していた馬の成績は[3-1-2-1]。唯一馬券対象圏内をはずしたの
が03年サンライズシャークだが、３着馬とはタイム差ナシのハナ差４着。先の
オッズを示す馬の好走確率はかなり高い。おそらく、フェイトトリックスがこ
れだけの人気を集めることは考えにくく、このオッズを示す馬を相手候補とし
て決め打ちしたい。

◎フェイトトリックス

［推奨買い目］
単勝　４
馬単　４→単オッズ1.5～2.9馬
※仮に該当オッズ馬がいない場合は単勝のみ。あるいは４からの馬単総流し。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

土曜競馬の注目馬

土曜競馬の狙い目などを少々。

まずは京都競馬第10Ｒ「河原町特別」。コースや同条件の実績から、そろそろ変わり身が期待できそうなオッティミスタ◎。大穴として注目しているのが、京都ダ1400の鬼ともういべきフジキセキ産駒。このレースにもヴンダー、タイセイドラゴンの2頭がエントリー。人気薄が予想されますが、京都ダ1400での実績馬が少ない今回は大駆けの可能性も。要注目です。

次は京都競馬第12Ｒのダート1800Ｍ戦。この時期の京都ダ1800は前残りが多く、ここも先行馬狙いが正解。そこで、前走500万条件を快勝したエイシンニュートンに期待。タガノエクリプス、エイシンロンバードなどの差し馬が人気を集めそうなのも、先を行くこの馬にとっては有利に働きそうです。

日曜日の重賞予想については、以下のサイトで公開します。よろしければ、のぞいてやってください。

http://saikyo.keibalab.jp/

新年のご挨拶を兼ねて「中山金杯」予想

お久しぶりです。

まずは、新年のご挨拶から。

明けましておめでとうございます。本年は、当ブログの週２回更新を目標にしていきたいと考えています。

次はお報せですが、去年の秋から、「「競馬最強の法則・最強GP」で、日曜日の重賞予想を公開しています。メールアドレスを登録していただければ無料で利用できますので、ぜひご覧ください。

登録は下記のリンクでお願いします。

http://saikyo.keibalab.jp

というわけで、今年最初の重賞レース「中山金杯」の予想なども。

　中山金杯は前走で0.3～0.5秒という微妙な着差で破れた馬の巻き返しが目立ちます。去年もこのパターンにはまったアサカデフィートとカナハラドラゴンが2、3着に入り、３連複、３連単とも万馬券決着。それだけでなく、02年以降、前走0.3～0.5秒差で破れた馬が必ず３着内に食い込んでおり、今回もこのパターンにはまるシェイクマイハート、ダンツジャッジ、トウショウシロッコの３頭は要注目だと思います。

なかでも、特注はディセンバーＳ組のシェイクマイハート。

過去10年でディセンバーＳ組は６頭馬券対象圏内に食い込む活躍。それに加えて、出走馬中４頭しかいない中山芝2000での勝ち鞍を持っているのも注目ポイント。近走の成績はやや物足りないとはいえ、いずれも直線で前が詰まったりして、力を出し切っていない印象。それでいて、３走前の福島記念は今回出走予定のフォルテベリーニやワンモアチャッターとの差は0.3秒程度。スムーズなレースなら逆転も可能なのでは。相手候補にはダンツジャッジ、トウショウシロッコ、フォルテベリーニ、ワンモアチャッターに加え、中山金杯での好走実績持つアサカデフィート、ヴィータローザあたりを。

第27回サンタアニタトロフィー(G3)展望

ナイター競馬を彩るハンデ重賞として、すっかりおなじみとなった「サンタアニタトロフィー」。

G3戦としては、まずまずのメンバーが揃い、馬券的にも楽しめそうなレース。前売りオッズを見ると、未知の魅力を買われて4歳馬ナイトスクールが1番人気に。続いて中央ファンにもおなじみのエイシンチャンプ。以下、ボンネビルレコード、イブキオネスト、テンセイフジなど、となっています。

人気を集めるナイトスクールは、3歳時にはクラシック候補と呼ばれ、故障さえなければシーチャリオットのライバルとしても注目を集めていたであろうといわれたほどの逸材。そうした実績を考えれば、ここでも人気を集めてもおかしくはないものの、気になるのは前走「シーサイドC」での負け。そのレースで先着を許したのは元中央のブローザウインド。ダートの条件戦を熱心に見ていたファンなら、よくご存じのはずですが、この馬は500万こそ勝ったものの1000万条件では大敗続き。その比較でいえば、ナイトスクールも現状では過大評価されすぎの感も。人気なら、消してこそ妙味アリ。

エイシンチャンプも3歳時はともかく、その後ズブさを増して中央では苦戦を重ねた馬。前々走2600の距離で勝てたのも、そのズブさが幸いしたという見立ても可能。となれば今回の距離短縮は決して有利な材料とはいえず、さらに手前をうまく変えられないこの馬にとって、内回りの1600は不安の方が先に立つのも事実。鞍上の腕に期待してもオサエ評価まで。

となれば先行、内枠有利のコースとして知られる大井1600だけに、内目の枠を引き当て前目でレースを進められそうな馬を拾い上げるのが正解。そこで注目したいのが4枠4番イブキオネスト。前走「さきたま杯」は10着ながら、相手関係や重め残りの馬体を考えれば納得の敗戦。今回は相手関係も楽になり、1200でもハナを切れるスピードがモノをいうはず。このイブキを軸に、マイル戦に実績あるコアレスハンター、トミケンマイルズ、インターセフォーなどを相手候補に。ボンネビルレコード、トウケイファイヤー、テンセイフジなどの実績ある4歳勢は外枠不利と見て、オサエ程度に。

第8回ジャパンダートダービー展望

大変ご無沙汰してしまいました。

1カ月に及ぶFIFAワールドカップが幕を閉じ、当ブログの更新にも時間が割けそうですので、空白の時間を埋めるためにも、今後こまめに更新していきたいと考えています。

ところで、ワールドカップ。イタリアの優勝という競馬的にいえば、少々穴っぽい国が頂点に立ったわけですが、考えてみれば、ベスト4を占めたのが、ホスト国ドイツを除けば、イタリア、フランス、ポルトガルという前回大会で前評判が高かったにも関わらず、不本意な形で大会を去ることになった国ばかり。これらの国は今回決して前評判は高くなかったのですが、競馬的にいえば「人気の落ちた実力馬」で「買い」といえる存在。日本でも、「ワールドカップくじ」が発売されていれば、年季の入った競馬ファンであれば楽勝で取れていた組み合わせだったなあ、などと、あまり清く正しくないことを夢想したりしています。

清く正しくない、といえば、いま世界中を騒がせる、あのジダンの事件ですが、マテラッツィがナニをいったかということよりも、、相手を汚い言葉で挑発してでも勝つことが正義だと疑わないメンタリティにあらためて驚かされました。ワールドカップで頂点を極めるためには、そうした腹の括り方も必要なのでしょう。翻って、日本のことを考えると、我々日本人は少々相手をリスペクトしすぎるキライがあるのかもしれません。ピッチを離れれば、相手を敬う気持ちも大切なのでしょうが、ピッチに立てば、相手がジダンであろうが、ロナウジーニョであろうが、五分の存在であり、ときには相手を削ってでも勝つのが正義、という強いメンタリティが必要ということ。しかし、そうしたメンタル面は日本人の気質にも関わることであり、技術や体力面での差を埋めるよりも、大変なことなのかもしれない、などと考えると少々暗澹たる気分にもなったりします。

前置きが長くなってしまいましたが、本題のジャパンダートダービー。前売りオッズを見ると、羽田盃優勝馬のサンキューウィン対JRA馬という図式。しかし、サンキューウィンが出走した3月の中山ダ500万条件戦での走りを見ると、今年の地方勢は例年に比べると、能力的にやや疑問が。となると、JRA勢の上位独占も十分あり得そうです。

そのJRA勢のなかで、現時点で人気を集めているのがナイキアースワークですが、この馬の脚質を考えると、最内枠は決して有利とはいえず、馬券的妙味を考えると狙いを下げたくなる1頭。逆に妙味アリなのが、前走牝馬のグレイスティアラに負けて人気を下げているフレンドシップ。前走はひいき目に見れば、出し抜けをくらった感もあり、さほど深刻にとらえる必要はなく、さらに4月の伏竜SでユニコーンS2着のヤマタケゴールデンに完勝という実績を考えれば、ここでも十分勝負になると見ます。ナイキとの比較でいえば、ある程度前につけられる脚質はむしろ有利とさえいえます。このフレンドシップを軸に、先のナイキアースワークをはじめ、JRA勢のナイアガラ、バンブーエール、ヤマタケゴールデンへの流し馬券が結論。地方のサンキューウィンはオサエまで。ワールドカップのイタリアではないですが、人気を下げた実力馬は買い、という格言を信じて。

第20回東京プリンセス賞展望

いつの間にか、ダービーウィークを迎え、競馬界は日本ダービー一色ムードですが、地方競馬でも明日は3歳牝馬の重要な一戦が行われます。桜花賞に続くクラシック第2弾「東京プリンセス賞」です。

その展望の前に、オークスと東海Sについても、少しだけ触れておくと、オークスは一言でいえば「キングヘイロー恐るべし」。東海Sは「いいかげんオークスと同日開催という馬鹿げた日程は変更すべき」ということに尽きると思います。東海Sは大井の帝王賞につながる重要な一戦にも関わらず、オークスの裏で行われるため、毎年有力騎手が騎乗できず、乗り替わりのオンパレード。前売りが行える日曜開催にこだわるのもわからなくはないのですが、それなら宝塚の前哨戦である金鯱賞もダービーの裏で日曜開催にすればいいのでは。そうしないのは、帝王賞の前哨戦なら乗り替わりオンパレードでもかまわないが、宝塚の前哨戦である金鯱賞がそうなると困るという芝偏重、ダート及び地方競馬軽視の現れでしょう。さらにいえば、ダート競馬ファンをなめているといわれても仕方がないのでは? どうせダートだから、ま、いいか、的なJRAの番組編成に違和感を抱くファンも少なくないことをJRAは真摯に受け止めるべきでしょう。

文句はこれくらいにして、明日の東京プリンセス賞。混戦桜花賞に続く一戦だけに、ここも一筋縄では収まらないムード。トリッキーな浦和1600から、能力が反映されやすい大井1800へのコース替わりを考えれば、桜花賞上位組が今回もスンナリ上位を占めるとは考えにくいところ。そうしたコース替わりの恩恵を最も受けそうなのが、カミノヤマレンジャ。先行有利な浦和1600で道中8番手からジワジワ押し上げての4着は、大井に替われば、という期待を抱かせる走り。同馬を◎に桜花賞上位のチャームアスリープ、スターオブジェンヌに敬意を表して対抗、単穴に。以下パフィオペディラム、カネショウメロディ、ヒカリワーネリーなどを。JRAの芝戦で健闘を見せたクリムゾンルージュは血統的に芝の方が走れるのではという感強くダートでは一枚割引が必要と見て、今回は消し。ダーレー馬グリーンベイもまだ発展途上と見て今回は軽視。

第51回羽田盃の傾向と対策

近年稀に見る大混戦といわれる南関牡馬クラシック第1弾「羽田盃」。

大井ダ1800というコースの基本的な特性は、こちらを参照していただくとして、このレースの近年の傾向としてあげられるのは次の2点。

「99～01年を除くと、差し馬の台頭が目立つ」

「1番人気馬の勝利は単勝オッズ1倍台の断トツ人気馬のみ」

前売りオッズでは、ダーレー＋内田博幸というブランド力でバンクレイドが人気を集めているようですが、混戦模様の一戦だけに、去年のシーチャリオットのような断トツの1番人気という状態にはならないはず。となれば、上記の傾向から考えても、今年は波乱決着の可能性が高いと見ます。

次にレース展開ですが、ハナを主張しそうなのは前走羽田盃TR「クラウンC」を鮮やかに逃げ切ったサンキューウィン。しかし、同枠の京浜盃の勝ち馬サワライチバン、内枠を引き当てたソリッドマーカー、キングトルネードあたりも先に行きたい口で、スタート直後に全馬折り合っての超スローという展開は考えにくい状況。また、大井の外周りダ1800というコースは比較的差しが決まりやすい、という傾向もあり、ここは差し馬狙いが正解。

その候補として、トキノシャンハイ、アタゴハヤブサ、カネショウアトラスなどが浮上してきますが、なかでも末脚のキレという意味では、やはりアタゴハヤブサが一枚上。2歳時にハイセイコー記念を勝ったことで、クラシックに向けて余裕のローテーを組めたのもプラス。前走、前々走の凡走もここに向けての叩き台と見れば、納得の負け。叩き3走目で本領発揮というムードが漂います。

トキノシャイン、カネショウアトラスの2頭も不気味ですが、前者は展開がはまれば上位進出もありそうですが、はまらなければ大敗もあり得る一発屋タイプ。後者は5月の遅産まれでレース中にアタマを上げるなど、まだ子供っぽさが抜けきらず、ちょうどNHKマイルCのキンシャサノキセキのような存在。いずれも、買い目には加えたいけれども軸にはしたくないタイプで、▲△という評価が妥当。

対抗には、JRAの「ヒヤシンス賞」こそ10着大敗したものの、それを除けば[5-2-0-0]という堅実派のグッドストーンを。好位差しという脚質からも大崩れはなさそうです。

人気の一角を占めそうなダーレー馬バンクレイドは前走、桜花賞馬とはいえ牝馬のチャームアスリープに後ろから差されるという負け方が気になります。牡馬の一線級相手では、やや苦しいのではないかという見立てです。そうでありながら、ブランド力で人気を集めそうなのもマイナス。名手内田がそれでももってくるという可能性も捨てきれないのですが、ここは思い切って消しの方向で。

印としては、◎アタゴハヤブサ、○グッドストーン、▲トキノシャイン、△カネショウアトラス。買い目は、2-9、4-9、9-10、そしてタテ目の2-4をオサエに。

第18回かしわ記念展望

怒濤のGW交流重賞3連発も、明日が最終章となる第18回かしわ記念(G1)。

その展望の前に、今日の兵庫CSを振り返っておくと、一言でいえばグレイスティアラの強さのみが際立つレースだった、ということ。単勝1番人気に推されたフレンドシップも道中は先行集団の直後につけて、3角過ぎから仕掛けて抜け出すという戦法に抜かりはなかったはず。誤算は、予想以上にグレイスティアラが強かった、という点だけでしょう。牝馬ながら、牡馬との叩き合いを制した勝負根性はなかなかのもの。3着に入り、JRA勢の上位独占を阻止した地元兵庫ジョイーレの健闘も讃えたいと思います。

さて、明日のかしわ記念。前売りオッズでは、アジュディミツオーが1.8倍の1番人気。以下、ブルーコンコルド、ドンクール、サカラート、レマーズガールが続いていますが、ここに至る臨戦過程でのインパクトの強さからいえば順当な人気順でしょう。

ただ、アジュディミツオーは前走マイル戦圧勝とはいえ、多分に相手にめぐまれてのもので、適性からいえばマイルがベストとはいえないだけに、決して絶対的な存在ではないと見ます。ブルーコンコルドも最近の充実ぶりは脅威ですが、これもマイルがベストではなく割引が必要。となると、浮上してくるのが、サカラート。出走予定だった同厩のヴァーミリアンを引っ込めた厩舎の使い分けにも、なにやら勝負気配が漂います。

サカラート自身も暖かくなると調子を上げてくるタイプ。それに加え、今回は自身より内側の枠に先行馬が入ったのも有利。インに押し込められるような形とっなた前走のアンタレスよりスムーズにレースを運べるはず。 同馬を軸に、アジュディミツオー、ブルーコンコルド、ドンクールの3頭へ。GW交流重賞の締めは、以上3点勝負で。

かきつばた記念回顧＆第7回兵庫CS展望

スタートが明暗を分けた第8回かきつばた記念。

単勝2番人気に推されたメイショウボーラーがスタート直後の躓きで最後方からのレースを強いられたのに対し、勝ったロッキーアピールは好スタートからすんなりハナを奪い、そのまま先頭ゴールイン。単勝1番人気に推されたプリサイスマシーンも好スタートからインに終始張りついて経済コースを通っての2着に。ただ、プリサイスは1番人気ということもあってか、鞍上の岩田騎手のレース運びがやや慎重すぎたキライも。

3着には前走大井のマイルGPで大穴をあけたコアレスタイムが入り、3連単は3万円台の中波乱に。メイショウボーラー、ノボトゥルーという実績馬に昔日の面影なく、それに代わって地方の好調馬が上位に食い込んだというところ。メイショウボーラーはスタート直後の躓きという敗因がはっきりしているだけに次回への希望をまだつないだといえますが、ノボトゥルーはコースをただ廻ってきただけという印象。長らく交流重賞の常連として頑張ってきたこの馬も、このあたりが潮時なのかもしれません。

さて、明日は園田に場所を移して、3歳馬のダート交流重賞「兵庫CS」。ここもJRA勢4頭が人気を独占しそうですが、ラッシュライフは血統的にダート適性に疑問があり、評価を割り引く必要アリ。となると、残る3頭、グレイスティアラ、フレンドシップ、プラチナローズの3頭の勝負と見て良さそうです。なかでも、全日本2歳優駿勝ちのグレイスティアラとダート戦3連勝中のフレンドシップ2頭の一騎討ちムード濃厚なのですが、個人的には前走古馬相手の重賞で見せ場つくったプラチナローズも気になるところ。鞍上が岩田騎手に乗り替わったのもプラス材料ですし、一角崩しがあるかもしれません。

明日も、この兵庫CSのレース回顧と同時に、かしわ記念の展望をお届けする予定です。

第8回かきつばた記念展望

明日はＧＷ交流重賞３連発の第１弾「かきつばた記念」（交流G3)。

注目を集めるのは、1枠1番に入ったメイショウボーラー。この馬にとって、今回は正念場となるレース。05年のフェブラリーS勝ちの後、勝ち鞍にめぐまれず、前走のフェブラリーではブービーという惨敗。再び、ダートの一線級に返り咲けるか、あるいはノボトゥルーのように交流重賞を地道に走り続けるかの瀬戸際。その意味では、勝負がかりといえますが、交流G3の水はそこまで甘くはないと考えます。

かつてのような行きっぷりが見られないこの馬にとって、今回の1枠1番はスタートダッシュに失敗すれば、馬群に呑み込まれて行き場を失う恐れが。59の斤量を考えると、その可能性なきにしもあらず。

そこで、◎に推したいのが6枠8番プリサイスマシーン。すでに7歳ながら、高松宮4着、マイラーズC5着と、こちらはメイショウボーラーに比べれば、まだまだ健在。3走前の南部杯ではパーソナルラッシュあたりには先着し、ダートでもそこそこの走りを見せており、今回のメンバー相手なら互角以上に戦えるはず。57の斤量も有利。軸としては、やはりこちらでしょう。

相手にはメイショウボーラー、ノボトゥルーに加え、前走黒船賞で2着健闘のロッキーアピール、地元愛知のレイナワルツなどをオサエに。GW交流重賞シリーズを勝ち抜くためにも、緒戦のここはきっちり決めたいところですが、はたしてどうなりますか。

明日はかきつばた記念レース回顧と同時に、兵庫CSの展望などをお伝えする予定です。