サイレントウィットネスの取捨。今回のスプリンターズＳ攻略のキモはこの一点にあるのではないかと思ったりします。
現時点での単勝オッズは1.9倍となっていますが、そこまでの信頼度があるのかな、と少しばかり首を傾げたくなります。ここまで人気になるのも、やはり安田記念での走りが評価されたからだと思うのですが、前回が距離のカベに泣いての3着とするなら、今回は中山の急坂に泣いて3着というケースもあるのではないか。そんな不安を感じたりもします。
2、3番人気のデュランダル、アドマイヤマックスにしても、休養明け、右周りという不安材料を抱えており、買うとすれば徹底した穴狙いかなあ、などと考えています。いま、おもしろそうだと思うのが、プレシャスカフェ。春の高松宮記念では1番人気に推された実力馬で、今回は[4-0-0-0]という実績を持つ休養明けの1戦。単勝5番人気で、そのオッズが16.2倍というのは妙味アリだと思うのですが。当初スプリンターズSは見送りと決めていたのですが、プレシャスカフェの魅惑のオッズに惑わされています(笑)。
23日、船橋競馬場で行われる「日本テレビ盃」(G2)。G2とはいえ、最近の交流重賞のなかではメンバー的にもかなり充実しており、見応えのあるレースになりそうです。
注目はやはり、地元船橋のアジュディミツオー。ドバイWC以来のレースとなりますが、これまでの実績を考えると、ここでは勝てないまでも、それなりの格好をつけておきたいところ。前売りではカイトヒルウインドに次ぐ2番人気ですが、レース直前になれば1番人気に躍り出るのでは。ただ、人気と好走確率のバランスを考えると、ここで軸に推すのはいささかためらいを覚えるのも事実。実力は認めても、対抗評価が妥当かと。
軸という意味では、ナイキアディライトがおもしろそうです。近2走はG1で連続3着と、強い相手であっても大崩れしなくなってきており、船橋との相性も[5-0-2-1]と◎。馬連や3連複の軸としては最適のような気がします。
JRA勢では、重賞2連勝中のサカラートが最もコワイと思いますが、G1の厳しいレースを経験していない点がやはりマイナスなのでは。ここで、どんなレースを見せるかで、G1で勝ち負けできるところまで成長してきたかどうかがわかると思います。印で現せば、◎ナイキアディライト、○アジュディミツオー、▲サカラート。注として古豪トーシンブリザードをあげておきたいと思います。.
昨日のエントリーで注目した中山第12Rのプリンコックスは結局5番人気で3着という結果。人気以上には走ったわけで良しとしなければいけないのかもしれません。
で、日付的には今日もJRAでは札幌、阪神でレースが行われるわけですが、盛岡でも注目のダートG1「第20回ダービーGP」が行われます。カネヒキリの断然人気は間違いなさそうな情勢ですが、それでも無理筋といわれようが、無謀だといわれようが、打倒カネヒキリの可能性を託せる馬を今回も探そうかと思っています。
ところで、タイトルにも書いたように、ダート・カテゴリーで今年の3歳馬のレベルはどうなのか、という話題も少々。6～8月の夏競馬限定で3歳以上500万～OPまでの年齢別成績を調べてみたのですが、結論からいえば去年の3歳つまり現4歳馬に勝るとも劣らない強さを見せています。去年の3歳、つまり現4歳馬は6～8月の古馬との混合戦で41勝、一方現3歳馬は54勝をマーク。勝率、連対率においても現3歳馬が当然上回っています。
しかしながら、OPのトップレベルはカネヒキリ、シーチャリオットが抜けた存在とはいえ、対古馬戦を考えると、そのレベルは未知数。ドンクールがエルムSで大敗してしまったのも、トップレベルではまだまだなのかと不安を抱かせることに。そんなときに頭角を現してきたのが、OP特別「阿蘇S」で平均ペースながら最後の直線で古馬をねじ伏せるという着差以上の強い勝ち方を見せたサンライズバッカス。今回のダービーGPでは、カネヒキリに対し、どんなレースを見せてくれるのか非常に楽しみです。
もちろん、馬券もこのサンライズバッカスの単を。
今月はもう少しマメに更新をと書いて、その舌の根も乾かないうちに、またしても間隔が開いてしまいました。
その間、このtypepadも携帯からの閲覧だけでなく更新も可能になり、まさにいつでも、どこでも更新ができてしまう環境を整えられてしまい、喉元に匕首を突きつけられたような気分だったりします。
まあ、それはともかく今日は珍しく馬券を買わない土曜日でした。深いワケがあってのことではなく、たまたま買いたい馬、レースがなかっただけのことです。中山メインのペルセウスＳのシンメイレグルスに気持ちが少し傾きかけたのですが、古馬との力関係を考えるとイマイチ踏み切れず。で、結果見送りで正解でした。しかし、馬券を買わない土曜日というのはずいぶん久しぶりのような気がします。少なくとも、このblogを立ち上げてからは初めてのことです。
しかし、明日は少なくとも2、3レースは買おうかな、と。メルマガでは2つのレースの軸馬を書いたのですが、実はもう1頭それとは別に気になる馬がいます。
18日中山競馬第12Ｒに出走するプリンコックスです。この馬は5走連続馬券の対象圏内に入っており、馬券の売れ方を見ると、単勝は３番人気になっているのですが、連軸としてはけっこう売れています。今回も善戦どまりというのが大方の評価のようです。
しかし、このレースの単勝１、２番人気馬はというと、3歳牝馬でしかも牝馬限定戦の好走だけで人気に祭り上げられているリメンバードリーム、ムラ駆け傾向の強いバードントロフィーですから、この2頭が共倒れというケースも十分考えられると思います。プリッコックスは前走3着ながら上位2頭には8馬身もちぎられているのがマイナス評価につながっているのかもしれませんが、その上位2頭スプレッドスマイル、シーキングザベストと肩を並べるほどの実力馬はこのレースには見当たりません。となれば、プリンコックのアタマという可能性もあるのでは。明日の最終はこの馬を軸で少しあそんでみようかな、と思っています。
追記
これを書いてからオッズをチェックしてみると、いつの間にかプリンコックスが堂々の1番人気に。1番人気に祭り上げられてしまうと、それほどのモノでもございませんけれども、と生来の天の邪鬼な性格で、評価を落としたくなります。結論はレース直前まで持ち越し、ということになりそうです。
あまりの暑さにボーッとしていたら、前回の更新からずいぶん間隔が開いてしまいました。
休養明けの競走馬みたいな感じですが、なんとか鉄砲勝ちを決めようと入れ込み気味です。というのも、8月に入ってから3連単100万馬券が1回も出現していないからです。ということは、これまで毎月3～5本は必ず飛び出している100万馬券をGETできるチャンスは少なく見積もっても後2回、多ければ4回チャンスが残されているわけです。
狙いは当然、これまで100万馬券が1回も出現していない札幌。先月はこれと同じパターンの新潟で大爆発していましたから、否が応でも期待は高まろうというものです。
というわけで、明日の札幌競馬で100万馬券奪取レースとして白羽の矢を立てたのが第9Rの「報知杯大雪H」。このレースは札幌シリーズの定番となっていますが、比較的波乱模様で推移している(過去19年で単勝オッズ1倍台の馬の成績は[2-0-1-3])というのが、その第1の理由。もうひとつは、実績上位馬が休養明けで確固たる中心軸が存在しない混戦であること。
過去の傾向では逃げ、先行有利(過去19年で14勝)という結果が出ており、中心には同脚質の馬をセレクトするのが賢明。そこで注目してみたのが、6枠9番メーンエベンター。1200や1400でもハナを奪えるほどのスピードの持ち主で、マイネルポウノット、サンマルアンサー、スパークルキャットあたりが無理して仕掛け気味にいかない限り、ハナに立つのはこの馬かと思われます。スンナリ先行できれば、54キロの恵量、コース実績[1-3-0-0]が活きてくるはず、という読みです。去年も函館→札幌というコース替わりで変わり身を見せており、ひょっとしてという期待を抱かせてくれます。
穴狙いである以上、多少無理筋でも、このメーンエベンターを1着指定に、2着には同脚質のマイネルポウノット、サンマルアンサー、スパークルキャットあたりを。3着は手広く(オッズ次第では総流しも)。暑気払いもかねて、明日は夢馬券狙いで遊んでみる予定。結果がいまから楽しみです。
先週に引き続き、今週も懲りずに100万馬券に挑戦してみようと思います。
今月はまだ2本しか飛び出していない3連単100万馬券。今週あたり大爆発の可能性大と見ての挑戦です。
というわけで、今回100万馬券の対象レースとして選んだのが30日小倉競馬第12Ｒの牝馬限定500万条件ダート1700戦。フルゲートには届きませんでしたが、14頭と頭数もそこそこ揃い、人気馬に一抹の不安アリというのが、このレースをセレクトした理由です。
人気は少し読みづらいところもあるのですが、2走連続2着のチョウキセキ、ユウワンプロテクトの半妹スナップショット、3歳時にはオークスにまで駒を進めたレイナシンフォニーあたりでしょうか。ただ、人気集めそうな馬がいずれも差し馬であるところに波乱の余地がありそうな気がします。
そこで注目してみたのが、マイペースでいけそうな6枠9番コウエイトライ。前走は距離不足が懸念された荒尾の大隅特別で3着に健闘。暑くなると調子を上げてくるタイプで、今回は叩き3戦目で、さらなる良化が見込めそうです。この馬はスンナリ逃げたときのしぶとさはなかなかのもので、去年8月22日の小倉競馬ダ1700戦では、7.0-11.3-12.2-13.1-12.7-12.4-12.4-12.6-13.4という差し馬向きのペースを逃げて僅差3着に粘っており、今回人気各馬が後方で牽制するようなことになれば、この馬の逃げ切りというシーンも。
買い目はこんな感じで。
1着指定…9
2着指定…3、4、6、7
3着指定…1、2、3、4、6、7、8、10、12、13、14
これならフォーメーションで40点。この組み合わせで100万超の馬券が実際に何点くらいになるのかはわかりませんが、9がアタマならけっこうつくのでは、と皮算用しています。結果はいかに。
16、17日の新潟競馬は2日連続でメインが3連単100万馬券という波乱の結末。
実はこれまでJRAの全10場で3連単100万馬券が炸裂したことがない唯一の競馬場が新潟でした。去年9月以降、月別の3連単100万超馬券の出現数を見ると、04年9月(2)、10月(2)、11月(3)、12月(4)、05年1月(4)、2月(3)、3月(4)、4月(5)、5月(3)、6月(5)という風に割と律儀に2～5というペースを守っていました。ところが、7月に入ると、10日まで3連単100万超馬券は音無しの構え。そろそろかなと思っていたら、これまで100万超馬券に限っては蚊帳の外に置かれていた形の新潟で炸裂したというわけです。
しかし、月2というのは最近の傾向からいえば若干少ない。少なくとも、今月中にあと1回はどこかで炸裂するのではないかと見ています。候補としては、まだ出現数の少ない函館(1回)や小倉(2回)あたり。さらに絞り込めば、24日の第12Rに予定されている「対馬特別」あたりが、どうも臭います。登録だけで27頭。フルゲートは必至という情勢で、能力的に抜けた存在が見当たらない牝馬限定戦。穴っぽいところでおもしろそうなのが、アルティミットワンでしょうか。去年夏の小倉でも2走続けて穴をあけており、今回は走り頃の叩き4走目。この馬を軸に真夏の薄暮に夢を追いかけてみようかなと思っています。
まずは、前回のエントリーについて。キルトクールブログ様より、過分のお言葉をいただき恐悦至極です。しかし、間の悪いことに取り上げていただいた後で、エントリー中に重大なミスを発見。Pulpit産駒に関する記述のなかで、誤りがありましたので、若干修正を加えました。私のケアレスミスです。今後、このようなことがないよう、十分気をつけたいと思います。申し訳ございませんでした。
ところで、明日の第7回ジャパンダートダービー(G1)。いまさらいっても仕方のないことですが、メンバーのなかにシーチャリオットの名前がないのは、残念という言葉すら恨めしく思えるほど。これで、カネヒキリが勝ったりすると、「ダートのディープインパクト」みたいな言葉がまたぞろメディアをにぎわせたりすることになるのでしょう。
それに、あえて逆らうのも大人げないような気はしますが、ディープインパクトほどの強さをこのカネヒキリに感じないのも事実。アグネスジェダイがハナを主張し、それをマークする形でプライドキム、カネヒキリが続く、という形になると思うのですが、人気馬が先頭集団を形成すると、ペースはさほど遅くならないはず。となると、展開的に最も有利になりそうなのが先頭集団の直後という位置取りになりそうなドンクール。前走は57キロを背負ったマイル戦で追走に苦労しましたが、今回は距離延長に加え、斤量も56。この馬に打倒カネヒキリの夢を託してみようと思っています。
シーザリオのアメリカンオークス制覇の話題で持ちきりの競馬界隈ですが、明日は地味ながら、川崎競馬場で第９回スパーキングレディーＣ（Ｇ３）というドメスティックかつローカルな闘いが行われます。
前売りオッズの状況は、こちらでチェックしていただくとして、出走馬14頭中7頭が６月１日に船橋で行われたマリーンＣに出走しており、その再戦といったムード。マリーンCでは1着トーセンジョウオー、2着グラップユアハート、3着レマーズガールという着順だったわけですが、このレースは超スローとなったために、トーセンジョウオーなどは明らかに展開にめぐまれた感が強く、ここでの着順がイコール力の差ではないと思われます。
今回中心に推したいのは、グラッブユアハート。この馬は最近1走おきに好走と凡走を繰り返しており、このリズムでいくと今回は凡走となるわけですが、最近の凡走はいずれも右周り。得意の左周りの牝馬限定戦であれば上位争いに加わってくる可能性は高いと見ます。
レマーズガールも実績からは要注意ですが、今回は斤量の57が気になります。それなら、鞍上を強化してきたマリーンC4着のエターナルハピネスや、マリーンCでは消極的な競馬で自ら墓穴を掘った感のあるオルレアンあたりの変わり身の方がコワイ気が。
アメリカンオークスのような歴史的快挙がここで見られることはまずないでしょうが、なんたってこちらは馬券が買えますから、夏の夜にディープな川崎で秘かに盛り上がるのも一興かと。
明日29日に大井競馬場で行われる第28回帝王賞(G1)。
天気予報によると、明日の東京は午後から雨模様とのこと。となれば、思い出されるのが昨年暮れの東京大賞典。渋った馬場を利して快足馬アジュディミツオーがスイスイと逃げ切りを決め、２、３着にも先行したユートピア、クーリンガーが入り、ちょっとした波乱劇に。
今回の帝王賞も、そのときと同じような舞台装置が用意され、アジュディミツオーの代役としてナイキアディライトが１枠１番という好枠を得て逃げ切り、というイメージもなくはないのですが、それはシナリオとしてちょっとできすぎの感アリアリ。前売りオッズで、ナイキが単勝１番人気というのも、穴党ならずともちょっと待てよ、という気にさせるのでは。そんなミエミエの逃げを黙って見過ごすほど、他の騎手も甘くはないだろう、と。
ならば、東京大賞典２着のユートピアはどうか。この馬はこれまで何度も指摘してきたように、年齢を重ねるにつれて気難しさをパワーアップさせ鞍上を手こずらせるクセ馬。本命に推すにはリスクが高すぎ。ダートがダメなら芝で、などという腰の定まらない使われ方も馬券を買う気持ちを萎えさせるに十分です。
そこで◎に抜擢したのが東京大賞典３着のクーリンガー。実績的にはＪＲＡ勢のなかでも見劣りしますが、今年に入ってからの充実ぶりは他馬にヒケをとりません。名古屋大賞典ではストロングブラッドに、マーチＳではユートピア、スターキングマンに、それぞれ先着しており、力関係でまったく歯が立たない相手ではないだろうという読みです。
実績最右翼のタイムパラドックスは、距離的には申し分ないですが、大井は［0-0-1-2]と相性イマイチ。ストロングブラッドは距離が1F長いと見て、今回はやや評価を下げました。
印的にはこんな感じで。
◎クーリンガー
○スターキングマン
▲ナイキアディライト
△ユートピア
△タイムパラドックス
△ストロングブラッド
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