今週の競馬を振り返って最も印象的だったのが、小倉でのルメール騎手の活躍。土曜日は11鞍騎乗して[2-2-3-4]。日曜日が8鞍騎乗して[2-3-1-2]。2日間トータルで勝率21%、連対率47%、複勝率68%という好成績でした。
ルメール騎乗というだけでプラスアルファの人気を集めており、馬券的にはあまりおいしくないかもしれませんが、このフランス人騎手の騎乗馬はとりあえずオサエておくのが賢明かと。
今週の競馬を振り返って最も印象的だったのが、小倉でのルメール騎手の活躍。土曜日は11鞍騎乗して[2-2-3-4]。日曜日が8鞍騎乗して[2-3-1-2]。2日間トータルで勝率21%、連対率47%、複勝率68%という好成績でした。
ルメール騎乗というだけでプラスアルファの人気を集めており、馬券的にはあまりおいしくないかもしれませんが、このフランス人騎手の騎乗馬はとりあえずオサエておくのが賢明かと。
今日の根岸Sはご存じのように、またしてもメイショウボーラーのワンマンショーという感じでした。
2着争いは後ろで勝手にやっててくれ、といわんばかりの圧勝劇。この勝ちっぷりを見せられると、フェブラリーでも惨敗は考えにくいですね。
レースのラップは12.5-10.9-11.6-12.3-11.9-11.7-12.1で、ハナを切ったメイショウボーラーの上がり3Fは35.7。他の馬はすべて36秒以上かかっていましたから、どの馬もメイショウの敵ではなかったということですね。
注目されたアドマイヤマックスは14着敗退。馬群後方をついてまわってきただけというレースぶりから、やはりこの馬はダート不向きと思ったんですが、スタート直後に落鉄していたとか。武豊騎手のコメントを見ると「ダートの走りは悪くなかった」とのこと。この馬のダート適性の有無は次に持ち越しになってしまいました。
私の◎アグネスウイングは10着惨敗。今日はケンカを売った相手が悪かったとしかいいようがありません。
京都の橿原Sは◎ナリタキセキボーイが2着に入ってくれたおかげで3連複的中。なんとか明日につなげることができました。今日のレースはナリタにとっては平均ペースがツラかったですね。もう少し上がりがかかる展開になれば、アタマまであったと思うんですが、まあ次に頑張ってもらいましょう。
川崎競馬場で行われた川崎記念(G1)は、単勝1番人気タイムパラドックスが制しました。
レースはトーシンブリザード、シーキングザダイヤの2頭がレースを引っ張る形となりましたが、直線に入るとタイムパラドックスとシーキンザダイヤ2頭が抜け出し、ほぼJRA所属2頭のマッチレースとなりました。
タイムパラドックスは実績的にも順当勝ちといえますが、2着のシーキングザダイヤは果敢な先行策をとった横山典の好騎乗が光りました。
ダート戦での走りが注目されたダイワエルシエーロは6着敗退。上位2頭とは8馬身ほど遅れての入線だけに、ダート戦線に転向したとしても、多くを望めないという感じです。
今日のレースを見ると、2月のフェブラリーSでは距離的にシーキングザダイヤが最もおもしろい存在になるのでは。そんな印象を受けました。
スパイキュールが今日の調教中に右前第三指骨を骨折だそうです。
残念としかいいようがないですね。根岸S、そしてフェブラリーSでのダートの一線級との顔合わせが楽しみだったのですが…。
根岸Sはこれでメイショウボーラーに人気が集中してしまうかもしれませんね。そして、その相手候補もちょっと混沌というムード。馬券的にはおもしろくなったといえるかもしれませんが。
川崎記念の枠順が確定しました。
出走メンバーを見ると、人気でもタイムパラドックスははずせないですが、相手にはちょっとひと工夫必要な感じがします。
ダイワエルシエーロはそこそこ人気になりそうですが、ダートはどうなんでしょうか。血統的にはどう見てもダートで一変というイメージがわきません。気になるのは馬よりも鞍上の福永ですね。最近ダートで好調ですから、そちらの方がコワイです。
地方馬では地元川崎のモエレトレジャーと船橋のトーシンブリザードですね。ともに川崎を得意としており、モエレは[3-2-0-1]、トーシンは[2-0-0-0]。JRA勢に一泡ふかせるとすれば、この2頭かなあ、と思います。
川崎記念(G1)川崎競馬場
2005年 1月 26日 ダート2100m 第10R 発走16:00
1枠1番 ノボトゥルー(JRA) 57 内田博幸
2枠2番 トーシンブリザード(船橋) 57 今野忠成
3枠3番 モエレトレジャー(川崎) 56 金子正彦
4枠4番 マンボツイスト(岩手) 56 森下博
5枠5番 ダンツフレーム(浦和) 57 見澤譲治
5枠6番 メルクリオス(川崎) 57 野崎武司
6枠7番 ウツミジョーダン(岩手) 57 小林俊彦
6枠8番 イシノファミリー(川崎) 57 山田信大
7枠9番 タイムパラドックス(JRA) 57 武豊
7枠10番 ダイワエルシエーロ(JRA) 54 福永祐一
8枠11番 シノブホマレ(笠松) 56 川原正一
8枠12番 シーキングザダイヤ(JRA) 56 横山典弘
平安Sに関しては、◎ピットファイターが11着惨敗ですから、納得の負けでしたが、小倉最終Rは同じ負けでも痛恨でした。
昨日書いたように、人気のクワイエットデイを2着固定の3連単勝負という読みに加え、3着にも人気薄のお手馬ダイナミックエースが入るところまではよかったのですが、1着エスジービームのアタマという組み合わせがなく、600倍の配当を取り逃がすという大失態を演じてしまいました。
平安Sについての印象ですが、LAPは12.2-10.7-12.8-12.4-12.8-12.7-12.1-12.2-12.4と、見事な平均ペース。先行した馬が残っても不思議のないペースでしたが、クーカイ、ローエングリン2頭ともに惨敗。クーカイは力不足、ローエンはダート適性ナシということだと思います。
勝ったヒシアトラスは福永の好騎乗が勝因でしょう。珍しくインを突くという作戦が功を奏しましたね。
ブラックコンドルは流れに乗っての好走で、強烈な印象は残しませんでした。
3着のジンクライシスはこれでフェブラリー出走が危うくなってきました。蛯名騎手の騎乗ウンヌンもあるかもしれませんが、この馬はどんなレベルで走らせてもチョイ足りずというタイプなのかもしれません。よくいえば堅実なのですが…。
延び延びになっていた小倉ダート1700のデータ分析です。
小倉ダート1700の特徴は1000と比較すると、人気馬の信頼度が落ちる、ということです。04年は単勝オッズ1倍台の人気馬24頭中8頭が4着以下に沈んでいます。このコースの1番人気馬の単勝率31.7%はまずまずですが、連対率47.6%、複勝率55.6%は1番人気の成績としては心もとないといわざるを得ません。
1番人気で信頼していいのは、逃げ脚質の馬です。逃げ馬の1番人気での単勝率は53.8%、連対率69.2%、複勝率69.2%ですから、信頼度は上々です。
血統的には1000と同様にミスプロ系(フォーティナイナー、ジェイドロバリー、Carson City、アフリート、マジックマイルズなど)が強いわけですが、Halo系(サンデーサイレンス、ダンスインザダーク、ジョリーズヘイロー、マーベラスサンデーなど)の頑張りも目立ちます。
今日の小倉競馬第5Rでも、ミスプロ系のワンツー、3着にはHalo系が入りました。基本はミスプロVSHaloだと思います。
あと穴として注意したいのが、サクラローレル産駒。去年人気薄での好走が目立っており、今年も同産駒の大駆けには要注意です。
明日ダート1700で行われる小倉競馬第12R「和布刈特別」では、ジェイドロバリー産駒のレッドライトニング、ダンスインザダーク産駒のアポロイレブンあたりがおもしろい存在かな、と見ています。サンデー産駒のクワイエットデイが人気になるでしょうが、脚質的には取りこぼしもあるかな、と。そうすると、クワイエットを2、3着固定の3連単が狙いとしてはおもしろいかもしれません。
大井競馬場のTCK女王盃は単勝2番人気のレマーズガールが道中は中団待機から直線抜け出すというソツのないレース運びで快勝。去年に続いて同レース連覇となりました。
2着オルレアンはスタート直後の躓きが致命的でした。これがなければ、という内容でした。3着のジーナフォンテンは人気薄ながらよく頑張りましたが、これ以上を望むのは年齢的にも酷でしょう。4着エンシェントヒルは環境の変化が応えたのかマイナス20キロの馬体重では、やはり苦しかったですね。
牝馬ながら2月のフェブラリーSでも狙えそうな馬はいないかと注目していたのですが、よくいえば期待通り、悪くいえば驚きのないレースでした。
予告していた小倉ダート1700の分析については、また明日以降に。
小倉ダート1000は、他場のダート短距離と同様にというか、もはやあえて書くまでもないかもしれませんが、ミスプロ系種牡馬が強いです。
04年は小倉ダート1000は34レース行われましたが、ミスプロ系産駒が勝ったレースが13。2着も14レースありましたから、どうあがいてもミスプロ系を避けて通ることはできません。人気でも素直に買い目に入れておくのが得策かと。
まあ、ミスプロ系と一口にいっても、種牡馬によってキャラの違いはあります。手堅いのがトワイニング、エンドスウィープ。勝つか大負けか一発タイプのアフリートってな感じでしょうか。
また、この小倉ダート1000はあまり大きな波乱のないのが特徴です。去年単勝10番人気以下で連対したのは、わずかに3頭しかいません。大きな配当を狙わず、手堅く攻めるのがこのコース攻略の基本だと思います。
それでも、大きな配当を狙いたいというのであれば、1番人気の消えどきに狙うのがよろしいかと。このコースでは去年馬番1~3に入った1番人気馬は1回も勝ってないのです。外枠に入った人気馬は信頼できますが、内枠の人気馬は信頼度が著しく落ちる。これが小倉ダート1000の掟です。
次回は小倉ダート1700を分析してみたいと思います。
明日はTCK女王盃(G3)が大井競馬場で行われます。
人気はおそらくJRAのレマーズガールとグラッブユアハートが分け合う形になると思いますが、レマーズガールは57の斤量が課題ですね。去年7月のスパーキングレディーC(川崎)でも同じ斤量でグラッブユアハートに負けていますから、今回も楽な競馬にはならないと思われます。グラッブユアハートも元来詰めの甘い馬ですから勝つまではどうか、という感じです。
JRAのオルレアン、エンシェントヒルという新興勢力の逆転というシーンまであるのでは、と見ています。地方馬はやや能力的に厳しい感じです。ロジータ記念勝ちのアイチャンルック(大井)、実績あるブルザトリガー(船橋)あたりまででしょう。
TCK女王盃(G3)大井競馬場
2005年 1月 19日 ダート1800m 第11R 発走16:05
1枠1番 ブルーロバリー(川崎) 54 桑島孝春
2枠2番 プルザトリガー(船橋) 54 内田博幸
3枠3番 コウエイソフィア(大井) 53 御神本訓史
3枠4番 ホウザングラマー(大井) 54 的場文男
4枠5番 エンシェントヒル(JRA) 54 福永祐一
4枠6番 キウィダンス(愛知) 53 岡部誠
5枠7番 ショウナンシャトー(船橋) 53 酒井忍
5枠8番 レマーズガール(JRA) 57 武豊
6枠9番 アイチャンルック(大井) 53 山田信大
6枠10番 カーディナルローズ(兵庫) 53 石崎隆之
7枠11番 ジーナフォンテン(船橋) 56 張田京
7枠12番 オルレアン(JRA) 54 藤田伸二
8枠13番 グラッブユアハート(JRA)55 安藤勝己
8枠14番 エスワンスペクター(佐賀) 53 鮫島克也
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