今年で12回目を迎えるスパーキングレディーカップ。中央との交流競走に指定された98年以降の結果を見ると、単勝1番人気馬が[2-4-1-3]と、意外にふるわない。今回、単勝1番人気が予想されるメイショウバトラーをどう扱うかが馬券攻略の最大のカギといえそうです。
このメイショウバトラー、7~9月[8-2-1-0]と、夏に強いことでもよく知られていますが、すでに8歳を迎え競走馬としてゆるやかに下降線をたどっているのも事実。昨季は牡馬相手の「かきつばた記念」と「さきたま杯」を連勝したものの、今季は同じレースで3・2着。牝馬限定戦の今回はそれでも力的になんとかなる、という見立ても可能でしょうが、なにかに脚元をすくわれる可能性も十分ありそうです。得意の夏場、牝馬限定戦という条件の有利さゆえ、中心視するのが妥当でしょうが、2着敗退の可能性もある連軸という評価。
逆転の可能性を秘めた相手候補はニシノナースコール、シールビーバック、トーセンジョウオーの3頭。ニシノは川崎の「エンプレス杯」で2着。約半年ぶりの実戦だったことを考えると、十分評価に値する内容。順調度で上回る今回は相手関係から十分アタマまで狙える存在。シールビーパックは移籍前には1600万条件戦を勝ちあぐねていたことを考えると評価を割り引きたくなりますが、3歳時には「関東オークス」2着と、時計のかかるダート戦での高い適性を示していた馬。今回も1分39秒前後の決着であれば浮上してくる可能性アリと見ます。
そして、トーセンジョウオー。同馬は交流重賞5勝の実力馬。今回は休養明けの一戦となりますが、6月20日に川崎競馬場で行われたダ1400の能力試験を1.33.0で駆け、仕上がりは上々の印象。57の斤量設定は決して有利とはいえないものの、先手を取り切ってマイペースに持ち込めば逃げ切りまで。
この3頭以外ではやや力的に見劣りする印象は否めず、あくまでも2・3着のオサエ候補という評価。ラピッドオレンジは「TCK女王盃」勝ちがあるものの前走の「マリーンS」ではメイショウバトラーに完敗。今回も同斤量では逆転まで期待するのは酷。同レース4着のパフィオペディラムは時計がかかる決着になることが条件。前目でうまく立ち回ることができれば複勝圏内も。
印としては下のようになりますが、○▲★から◎への馬単もぜひオサエておきたいレース。
◎メイショウバトラー
○ニシノナースコール
▲シールビーパック
★トーセンジョウオー
△ラピッドオレンジ
△パフィオペディラム
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