7月30日に大井競馬場で行われるハンデ重賞「サンタアニタトロフィー」(S3)。
今回の焦点は57.5のトップハンデを課せられた格上馬マズルブラストの取捨。この馬は東京記念、大井記念という2400M超の重賞を勝っているため、長距離馬というイメージで見られがちですが、馬込みを嫌うという気性的な弱点を抱えているため、馬群がバラけやすい長距離重賞で結果を残しているだけ。本質的には[3-4-1-2]のマイルが最も適しているのではないか、と見ています。今回は11頭立ての少頭数に加え、外目の7枠8番を引き当てたのは願ってもない好材料。さらに、先行有利の傾向強い内周り大井ダ1600の舞台設定で、前目で勝負できる馬が少ないメンバー構成も先行力あるこの馬にとっては有利。今回の組み合わせなら軸として信頼できそうです。
相手選びは少々難解。前年の覇者ショーターザトッシが実績的には対抗格といえますが、前々走「墨田川OP」では斤量差が3kあったとはいえマズルブラストに1.2秒差をつけられる完敗。今回は斤量設定が有利になっているとはいえ逆転まではどうか。
逆転の期待をかけてみたいのは、去年のショーターザトッシのように格下と見られる軽ハンデ馬。特に前走A2戦の「スターライトC」で1、2着したゴッドセンドとバンドマスターの元JRA馬2頭が要注意。前者はややハンデが見込まれてしまった感はあるもののJRA在籍時は1600万条件でもそこそこに駆けていた馬。前走のようにうまく前目で流れに乗れれば金星も。後者は実績面では見劣りするものの51という斤量設定が魅力です。
他では前走「ゴールドC」圧勝のチェレブラーレ、56という斤量設定でアタマまでのイメージは描きにくいものの実績から2・3着ならと思わせるサウンドサンデー、ベルモントギルダーを着穴に。
ハンデ戦だけに▲★をアタマの馬単もオサエておきたいレース。
◎マズルブラスト
○ショーターザトッシ
▲ゴッドセンド
★バンドマスター
△チェレブラーレ
△サウンドサンデー
△ベルモントギルダー
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