中央との交流重賞に指定された97年以降、馬インフルエンザの影響で金沢所属馬のみで行われた07年を除くとJRA勢が10連勝中。これは底力勝負となりやすいダート2100という距離設定ゆえ、能力で見劣りする馬は途中で脱落してしまい、まぎれの要素が少なくなるため。しかし、JRA勢の単勝1番人気馬が[6-2-0-2]と連対率こそ高いものの取りこぼすケースも。こうした結果となっているのは、賞金別定のため斤量差がつくためだと思われます。
今回も実績上位のサカラートが59、ヤマトマリオンが57とややきつい斤量設定。となれば、馬券は斤量面での恩恵ある3歳馬スマートファルコンから入るのが筋でしょう。初の年長馬との対戦となった前走の「KBC杯」では主導権を奪うといったんペースを落とし、3角すぎからペースを上げて後続を封じるという味のある内容。一本調子の先行馬ではないため距離延長にも対応可能でしょう。ここは単期待。
そのKBC杯で4着に破れたのがダイナミックグロウ。スマートファルコンとの斤量差は今回もそのときと同じ。さらに脚質的にも似通ったタイプであることを考えると、対抗評価とするにはやや心もとない印象。それなら今年の「帝王賞」で0.4秒差4着のマルヨフェニックスに期待する手か。このレースでは5番手追走から4角2番手という積極策での4着だけに価値は絶大。JRA勢の実績馬が重い斤量に苦しめられるようなら連対圏浮上まで。
他の地方馬は能力的にやや厳しく、JRA勢4頭とマルヨフェニックスの勝負と見ます。
◎スマートファルコン
○マルヨフェニックス
△ダイナミックグロウ
△サカラート
△ヤマトマリオン
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